8/15に行なわれる諏訪湖の花火大会は噂では相当すごいのだそうだ。
43,000発というのも想像できない数だが、観客も空前の50万人となったそうだ。
ちなみにある方がコメントにて教えてくださったところでは、日本三大花火は、
大曲、土浦、長岡なのだそうだが、大曲も土浦も私にとっては勝手知ったる町なのに、花火は見たことが無い。
人出が大曲76万人で2万発、土浦70万人で2万発、長岡80万人で2万発!!!
上には上があるものだ。感嘆する。
ちなみに大阪在住時代はPLの花火が有名だったなあ。
さて、会場の上諏訪駅周辺は午前中で場所取りの勝負が終わっているらしく、
駐車場はあるわけも無い。もし立ち入ってしまえば、クルマは出ることもできないらしい。
クルマで右往左往しているうちに花火が終わってしまうのだそうだ。
そこで、茅野駅に向かう。
ここで私以外をクルマから降ろして、私が駐車場を探す作戦だ。
駅に着くと、17時過ぎだが、電車を待つ長蛇の列が見えた。
みんなを降ろし、駐車場探しの開始だ。
しかし、東京とは違う。
時間貸し駐車場は駅前に1箇所あるだけで他にはまったく無い。
駅前は当然満車。
駅周辺の大型ビルの駐車場も並んでいるが、まったく動く気配も無い。
30分以上探して、途方に暮れた。
私以外はかなり待って電車で移動、会場の指定席へ向かっているという。
実はある人から必殺技を聞いていた。
歩いて30分ほどの郊外に大型SCがあり、24時間営業だという。
そこに向かった。
広大な駐車場にたくさんの空きがあった。
一応、気持ち的に悪いので買い物をして、30分歩いて茅野駅に向かった。
既に18時を回っていた。
もう時間的に遅いので電車には意外にすんなりと乗れた。
233系6両編成の臨時シャトル列車だ。
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乗車率は170%程度で上諏訪へ向かった。
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上諏訪駅に到着。
この駅は東側に一箇所しか出入り口が無い。
到着した乗客は跨線橋で東側ホーム経由で改札から出て、狭い踏切を渡って西側にある湖へ向かわなければならない。
どう考えても殺人的な混雑になる。
写真は、花火終了後に岡谷方面に向かう乗客が東側を回らないですむように
線路に板の通路を載せて、ホームに直接上がれるようにしているのだ。
(後ろに写る跨線橋は自由通路で開催時間には閉鎖される。)
会場までは数百メートルある。
だらだら歩く人たちを蹴散らしながら走る。
湖岸に着くも、さらに数百メートル移動しなければならなかった。
ようやく席を見つけたと同時に花火が上がった。
まずはほっとした。
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予想通り、三脚を立てれるほど広いスペースはなかった。
とりあえず一脚状態にして撮り始める。
子供達はその花火の大きさと、ものすごい音に圧倒されていた。
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小型で遠くに上がる花火は一脚でも何とか撮れるのだが、
それは最初の何発かだけだった。
そのうちに、大型の花火が真上に上がると、もはや、手持ちしか不可能になった。
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17mm(35mm換算で25mm)で撮ってもこの大きさだ。
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お袋も横でα7で撮影している。
そのうち、「やっぱり目で見たほうが良いから、終了!」となった。
手持ちで真っ暗になったファインダーを覗いているなんて、
確かにアホらしくなってきた。
花火写真は遠く離れた場所から望遠で三脚を立てて、レリーズで撮るものだ。
決してファインダーを覗いてはいけない。
花火を見に来た意味がない。
それからは主にノーファインダーで撮ることにした。
そのかわり、どの位置にどの高さで上がるかは予測不能だ。
あまりにも近くあまりにも巨大で、あまりにも素晴らしい花火だったのだ。
近くで携帯で撮影している女性が居た。
超広角なので綺麗に撮れていた。
はあ。
SONY α100、AF17-35mm/F2.8-4.0