SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

その路地はまったく突然に現れた

2017-07-27 | 建物
その路地はまったく突然に現れた。
周りは閑静な住宅街で、一般的な住宅から、高級な住宅までが入り混じるマンションの無い地区。
歩いている人々も品のある人が多かった。
散歩していたら、大手宅配便のお兄さん二人がしゃべっている。
「これを配達したら、今日は終わりだよ。」
「いいなあ、もう終わりかよ。俺はまだあるな。しかし早く終わるようになったよなあ。」
世間の話題になってる緑のお兄さんだ。
そのお兄さんの一人が家と家の間の通路に入って行った。
そこはどう見ても人の家の勝手口のような狭い場所。
「こんにちは、有難うございます!!!暑いですねええ。」
お兄さんがその通路から出てきた後に、そこを覗き込むと、れっきとした公道だ。
ただし人がすれ違えないほど狭い。
まずは歩いてみた。
たくさんの人が住んでいるのか、あちこちからTVからの声や、人の話し声が聞こえてくる。
窓を開けているからか部屋の中の音がそのまま聞こえてくるのだ。
昭和の路地を想い出す。
こんな感じだったよなあ。
いろんな音が路地にこぼれ出ていたのだ。
エアコンが無いのか、窓やドアが全開なのである。
ただ2周ほど歩いてみた。
3週目に意を決して写真を撮った。
なるべく家が特定できないように公道の路地を撮った。
最初はカラーで撮ったのだが、もう1周してモノクロで撮った。
佃島や京島にあったような路地もいつか東京から無くなってしまうのだろう。
そうそう、北京の胡同(フートン)も思い出した。
オリンピックでことごとく無くなってしまったのだ。
東京はそこまでは再開発はしないだろうけれど、10年後は判らない。

































SONY α7Ⅱ、TAMRON AF 28-75mm F/2.8 (Model A09) (LA-EA4経由)














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コメント (2)
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