写真家の大村佑里子さんが自分が読んだ本の中で
5本の指に入ると紹介していた絲山秋子「袋小路の男」が
読みたくなってネットで買い、読了。
写真家が良いというのだからきっと良いはずだと勝手な憶測。
表紙もスナップフィルム写真的で期待させる。
結果、素晴らしかった。
この絲山秋子さんはひょっとして天才肌の人だと思った。
舞台は現代だし、男女の機微を描いているのだが、昭和の
文豪っぽい香りもする。すごい。印象的な本になった。
で、読んでから調べたら「沖で待つ」で芥川賞を受賞してるのであった。
ちょっと気になる作家になった。
芥川賞は概して面白くなかったりするので、外堀から埋めて行こうかな。