電鉄富山駅にて元京阪のダブルデッカー編成を見る。
懐かしの「テレビカー」に表示を戻している。
昔は京阪で連結面のドア上にテレビをはめ込んでいた。
私も何回か見たことがある。
地鉄ではわざわざ液晶TVをはめ込んでいる。
(車両は異なる)
台車は国鉄からDT32を持ってきている。
京阪は広軌、地鉄は標準軌だからだ。
DT32は特急や急行に使われた空気ばね台車で、乗り心地は良い。
念願の立山に向かう。
電鉄富山から立山行きの各駅停車。
寺田駅から右へ入っていく電車。
本数がすごく少ないのだ。
さっそく大好きな14720形とすれ違う。
ラッシュ時に使われているのだ。
ちなみに、富山地方鉄道のラッシュ時はかなり混雑していて、利用者は想像よりも多い。
通勤通学の足である。
寺田駅。
ここで右折(笑)。
ずっと田園風景の中を淡々と進むが、立山に近くなると、山岳鉄道の様相。
かなりの勾配と急カーブが続く。
南海高野線のような感じ。
行きもどんどん増える。
かなり雪深い。
ここは本宮と立山の間の廃駅。
駅間は4.8kmもあり、山岳部なので10分かかる。
昔は間に2駅あったのだそうだ。
写真の駅の跡は「芦峅寺駅」。
芦峅寺にあった立山炭鉱の鉱夫のための駅で一般人用ではなかったとのこと。
立山炭鉱が昭和25年に閉山した後、昭和30年前後に廃駅になったようだ。
ずっとそのまま残っているのだ。
もう一つは粟巣野駅という駅だったようだが、跡は不明。
本当に山岳路線。
富山駅からだと別世界。
この橋を渡ると終点の立山。
ホームは建物の下にある。
やはり行き先表示器は最新式できれい。
駅の外観。
夏は賑わうのだろう。
折り返しに時間があるので、下車。
立山駅は立山砂防軌道が現役であるので有名。
ナローゲージ610mmで、スイッチバックは38箇所もあり、
頂上までは1時間45分かかる。
そんなトロッコの車庫の上には「立山砂防カルデラ博物館」があって、冬なのに開いていた。
ゆっくりは見れなかったが、駆け足で広い施設を見て回った。
トロッコの機関車も置いてあった。
実際にはこの建物の下に車両基地があるのだ。
トロッコの踏切。
冬期は勿論動いていない。
線路敷が判る。
夏の平日には抽選で体験乗車ができるのだが。
さて駅に戻って、発車を待つ。
往きも見た廃駅。
地鉄の待合室は本当に素晴らしい。
(つづく)
SONY α7Ⅱ、TAMRON AF 28-75mm F/2.8 (Model A09) (LA-EA4経由)
AF4.5-5.6/75-300mm(LA-EA4経由)
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