SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

包丁を研いでもらった(木屋のコスミック團十郎)

2013-09-19 | スナップ
先週の土曜日はいろいろバタバタで楽しかった。
仕事から帰ってきた女房が近所の外で包丁を研いでいるという情報を聞いて、
包丁を持っていった。
10年ほど前、女房の誕生日に木屋のコスミック團十郎を買って、
ずっと酷使されているので、刃がガキガキだ。
以前は風呂で私が研いだりもしたのだが、今は目が辛いのもあり
まったくやっていなかったのだ。







出来上がってきた包丁。
刃がそろっている。

コスミック鋼は粉末ハイスで、硬度(ロックウェル62度以上)のかなり硬度の高い鋼だ。
今は製造を取りやめてるらしく、値段が急騰してるようだ。





以下は木屋のHPから。
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コスミックスチールとは・・・
21世紀を迎えるに当り、理想の刃物鋼材を開発。
粉末製鋼法という全く新しい製法により、驚異的硬度と高い靭性を併せ持ち、
ステンレス鋼ほどではありませんがお手入れをきちんとすれば
殆ど錆びは出ない優れた刃物鋼材が初めて実現しました。
コスミックスチール(宇宙鋼)とは木屋が独自に命名した呼び名です。

<コスミックスチールの概要>
熔解した特殊鋼をガストアトマイズ装置の中で高圧の窒素ガスを吹き付け、
霧状にして急冷すると鋼の微粒子<微粉末>になります。
この鋼の粉末を軟鉄製の缶に詰め込み真空に脱気処理後密封し、
熱間静水圧プレス(HIP)装置にかけ約1000℃/1000気圧の高温、
高圧で処理すると鋼の粉末は熔解することなく固まって鋼塊になります。
鍛造・ロール圧延して鋼板にします。更に熱間でプレス型抜きし、
焼き入れした後、サブゼロ処理(-75℃の深冷処理)と焼戻しを繰り返す
複雑な熱処理工程や何種類もの研磨工程などを経てようやく完成に至ります。

<コスミックスチールの特徴>
【切れ味の持続性】
従来の冶金法では実現できなかった驚異的な硬度(ロックウェルC62°以上)
によりすばらしい切れ味が驚くほど長持ちします。
【錆び】
鋼材の分類からはステンレス鋼に属しませんが、普通の炭素鋼(錆びる鋼)
製刃物とは比較にならないほど錆びの発生は僅かです。
【研ぎ】
高い硬度を持っていますが、粉末製鋼法により、刃付けの妨げになる
金属内部の巨大な複炭化物が存在しないため、今までの合成砥石や
研磨設備で研ぎ直し出来ます。
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そういえば、同じコスミック鋼のペティナイフも使っていることも思い出し撮っておく。




















ちょっと読んでたドラム雑誌の上に置いてみた。
ちなみにドラマーのシェーン・ガラスはB’Zのドラマーだよ。








実はナイフが好きな私なので、包丁も好きなんである。
刃物はぐっとくるね。










SONY NEX-6、 16-50mm F/3.5-5.6/PZ OSS




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3 コメント

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切れそう! ()
2013-09-19 07:33:11
コスミック鋼って初めて聞きました。
切れ味よさそう。

簡単研ぎ器なんぞの手には負えないのですね。
これがあれば出刃も要らないですか?

実家の包丁は父が砥石で研いで
真ん中がへこんでいるので
私は自分のHENCKELSのを使って
時々ささっとお手入れです。

自分で砥石で研げる人って、あまりいないでしょうね。
返信する
ぬさんへ (ぬさんへ(funamyu))
2013-09-20 07:31:33
砥石はちゃんとしたものを持ってますが、
なかなか時間がありません。
やり始めると楽しいんですが。
ナイフを集めていたので、ナイフ用もあります。
砥ぎ方が全然違うんですよ。
返信する
マルテンサイト千年グローバル (サムライ鉄の道リスペクト)
2024-09-22 16:52:26
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、トレードオフ関係の全体最適化に関わる様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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