この本は今朝の通勤で読み終わった。
帰宅時は「旅する力」/沢木耕太郎 を読んだのだが、驚いた。
最初のページに出てくるのがトルーマン・カポーティの「ティファニーで朝食を」だったから。
トルーマン・カポーティが1日に2回も出てくるなんて奇跡でしかない。
ちなみに沢木耕太郎は長男が貸してくれた本。
トルーマン・カポーティで繋がった親子。
そもそも「旅する力」を読み終わって、欧州に行ってしまった長男だ。
トルーマン・カポーティというのは品のある美しい話を書く人だなあ。というのが第一印象。
純粋無垢な少年少女が描かれた6編の短編。
どれも印象に残る風景や物語。
アメリカの古い風景もありありと浮かぶ。
どうも自伝的な話でもあるようだ。とてもリアルだから。
そして大人になってもきっと純粋だったのが彼自身なんだろう。
素晴らしい短編集であった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます