SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

本物の浮世絵を初めてじっくり見た。カルチャーショック。

2019-01-17 | Weblog

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本橋に用事があり、それが終わって、日本橋高島屋で開催されている

「浮世絵 最強伝説」サンタフェ リー・ダークスコレクション というのを見てきた。

浮世絵の絵柄に関しては、幼いころより、記念切手で知っていた。

記念切手には浮世絵が多いのだ。

あとは歌舞伎役者などの絵柄や、富嶽三十六景などの絵柄そのものは当然、よく知っていた。

しかし本物を見たかと言われると、どうも不明だ。

高島屋の本館8階の展示場は、舐めていたらいかんというほどの160点以上の充実した内容だった。

そして、まず驚いた!

浮世絵というのは、サイズで言えばA4をちょっと大きくしたぐらいのもの。

大判(おおばん) が最も一般的なサイズで、縦39cm×横26.5cm。

ああ、大きなポスターで見ていたわけだから、もっと大きいんだと思い込んでいた。

日本人の多くはそう思っている可能性は無いか??

そのサイズで、あの細かい描写を版画で仕上げるなんて、江戸の人々の神技としか思えない。

浮世絵の租、菱川師宣から始まって、鈴木春信、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重などの

本物の版画が並ぶ!

これを壮観と言わずして・・・

実に描写が細かいし、色も細かいし、なんでこんなことが版画でできるんだろうと思う。

美人画、人物画、歌舞伎役者、力士などの浮世絵は世界的に有名だが、

私は特に葛飾北斎の風景ものに魅かれた。

富士山、東海道、橋などをシリーズ化しているのだが、もう惚れ惚れする。

当時の家屋や人間も興味深い。

おまけにやはり北斎はどう見ても巧い。

歌川広重も風景ものは素晴らしい。

子どもの頃より切手でよく知っていた写楽だが、たった半年だけ活躍して忽然と姿を消したというのも

初めて知った話。

展示を見終わって、tvか何かの録画で、浮世絵版画の作成方法を上映していたのだが、

すごくよく分かった。

蔦屋という名称は、浮世絵の版元の名称だったのも知った。

実は有名な名前の人は絵師であり、絵を描く人。

木版に彫るのが彫師、彩色して紙に摺るのが摺師で、その3人での共同作業。

絵師の名だけが残される風習ということだが、彫師と摺師もすごくないといけないはず。

やはり日本人はすごいと再認識した次第。

 


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