権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

映画「レッドオクトーバーを追え」

2017-05-24 08:59:12 | 映画

レッドオクトーバーを追え」この映画も初公開から27年経つ、そろそろ古典の域に入っている。
昨晩録画したのを見たけれども、緊迫した超一流のサスペンス映画だと思う、この映画は実時間で映画館で見ていてスコット・グレンと言う役者にこの映画で初めて遭遇した。1990年代はトム・クランシーが最高に輝いていた時期で、この小説を読んだ時に映画化したら面白いだろうと思ったら、さすがはハリウッド直ぐに映画化、それも極上の娯楽作品に仕上げた。
この後ジャック・ライアンを主役にしたスパイ小説はシリーズ化され、アレックス・ボールドウィン→ハリソン・フォード→ベン・アフレックと系譜が続く様になるが段々とつまらなくもなる。(原題は”THE HUNT FOR RED OCTOBER"、小説では"SEARCH FOR RED OCTOBER"だと思ったが。)
この当時(1990年代)は小説も結構読んでいた様でクライブ・カッスラーのダーク・ピット・シリーズやらジャック・ヒギンズのナチ物とかシドニー・シェルダンとかに夢中になっていたことが思い出される。

〔物語〕
冷戦時代、チェルネンコ書記長政権下のソ連。ムルマンスク港よりタイフーン級原子力潜水艦「レッド・オクトーバー(英語版)」が出航する。この新造艦の処女航海に艦長の栄を担っているのはマルコ・ラミウスである。世界の軍事関係者より尊敬と畏怖の念を以って仰ぎ見られるラミウスはソ連の体制に不満を持ち、レッド・オクトーバーを手土産にアメリカ合衆国への亡命を画策する。彼が亡命に賭けたのは子飼いの士官達が亡命に同意したこと、そしてレッド・オクトーバーの推進システム「キャタピラー・ドライブ」である。この無音の推進システムがあれば、海底ソナーの網を抜けて大西洋の対岸に辿りつくことが可能であると踏んだ艦長は、乗組員にはキューバに向かう訓練であると説明し疑念を持たせないようにした上で、政府側のお目付け役である政治将校を殺害、出航前にソ連首脳部へ自分の意図をしたためた手紙を送り、後戻り出来ない様に退路を断ち、北海を西へ進む。ソ連軍の大西洋方面の部隊は艦船数十隻を動員。自らも演習とNATOに通告した上でレッド・オクトーバーを追跡、撃沈しようとする。アメリカ合衆国の幕僚会議はソ連軍の動きを警戒するが、CIAのアナリスト(分析官)のジャック・ライアンは、このレッド・オクトーバーの理解を超えた行動の裏にラミウス亡命の意図を読みだすも相手は海面下数百メートルにいる。最重要人物であるラミウス艦長が亡命前に西側と接触することは不可能だったはず。即ちアメリカには先入観を持たずに真実を見つける英知をもつ者が必ずいると信じ、二大強国の狭間に立つという誰もしたことのない危険を犯しながら、その見たことのない「誰か」に命を預けているという事実にライアンは慄然とする。航行ルートを先読みしたソ連の潜水艦V.K.コノヴァロフはレッド・オクトーバーを待ち伏せる。アメリカ海軍のロサンゼルス級原子力潜水艦ダラスはソナー員の活躍によって微かな匂いを嗅ぎ分けて追跡を試みる。撃沈へ傾く首脳部の疑念を晴らすため、自らも命を賭けて真実を見つけだそうとするライアンは悪天候の中で前線に向かう。無言の会話からコンタクトが始まり光が見えるが、政治将校との連絡がなくなったことで艦内のKGB破壊工作員が亡命計画に気づき、原子炉暴走という悪夢に着手し始めていた…。

この映画は’面白い潜水艦映画’の一つ、そしてやはりスパイ・スリラーは東西を舞台にドタバタするのがそれらしくて面白い。

コメント (2)
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