久々に映画館で「パターソン」というのを見た。
何とも地味な映画でTVでは絶対に掛からない内容、というのは平凡なバス・ドライバーの青年がごく退屈な一週間を淡々と過ごす話。
この間の事件らしきものは「バーで繰り広げられたカップルの痴話げんか」,「バスの故障」それに「飼い犬が主人のノートを食いちぎる」ぐらいしか無い。
ともかく最後までみるには映画館でないとダメだけれども、観終わると実に深く印象に残る映画。
ただ不思議なことに途中あくびは出ないし画面に集中できる、詩心があればより楽しめるかもしれない。
<物語>
ニュージャージー州パターソン。町名と同じ名前のバス運転手パターソン。愛する妻ローラの隣で毎日朝起きて仕事に向い、夜は愛犬マーヴィンの散歩をして、バーに立ち寄り、帰宅するとローラの隣で眠りにつく。代わり映えしない毎日ながら、アーティスト気質のローラは予想のつかない言動で驚かせてくれるし、ユニークな人たちとの他愛ない交流も楽しいひとときを味わわせてくれる。そして、そんな日常の些細な出来事の中から詩を紡ぎ出し、自分のノートにしたためていくパターソンだったが…。
(出典:全洋画オンライン)
この映画は「間」を楽しむエンターティメントかも知れない。
映画『パターソン』予告