権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

「妖星ゴラス」

2020-09-07 08:25:43 | 映画

この映画「妖星ゴラス」は記憶の中の因縁の映画。
1960年代初めの映画だから’話題になっていたという微かな記憶’と中学校時代の担任が学生時代のアルバイトでこの映画の特撮に関わったらしいとのことでそれなりに気にはなっていた。
(この記憶はかなり曖昧なのでいつか確認してみたい)
しかしながらプロットだけみたらかなり怪しいのでこれまではじっくりと観ることは無かった、が昨晩じっくりと観たらこれがなかなか面白い。
1960年代から描いた1980年代と言う近未来の地球滅亡の危機を描いていて、突っ込み所は満載なのは置いといて実写の特撮が結構頑張っている、この10年後に作られた「日本沈没」と比較しても遜色ない出来栄え、加えてドラマ部分も昔の邦画らしいしっかりとした出来栄え。
これをリメークしたら「ディープ・インパクト」「アルマゲドン」とか「ザ・コア」になるんだろうと思う。

〔内容〕
 地球の6千倍もの質量を持つ恒星が発見された。土星探査船・隼によって、その恒星・ゴラスの軌道は地球を目指していることが判明する。地球上の爆発物ではゴラスを粉砕出来ないことを知った国連は、地球その物をロケットに変え、公転軌道上からの離脱を決意する。各国の科学技術者は総力を結集、南極に巨大なロケット噴射口を建造するが……。

なおこの映画では後の「ウルトラマン」で活躍する二瓶さんやら’ビートル’らしき戦闘機も登場する。
今なら「恒星」ではなく「彗星」だろうし太陽系内がかなり狭く描かれていて一月位で冥王星から地球に来るくらいの勢い、とまぁいろいろと置いといて、この様な子供向けの映画とは言え相当数の大人も楽しんでいたろうと思う。
またこの手の映画はたいてい〔特技監督:円谷英二〕〔監督:本田猪四郎〕のコンビ。
以前ハリウッドの「ゴジラ」で渡辺謙が演ずる日本人科学者が”芹沢猪四郎博士”という名前で、こりゃ是非とも観なけりゃ!などと勇んで観たら見事に外された。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする