アマプラで面白いTVシリーズ〔グッド・オーメンズ〕を見つけた、最近はこういうコメディが一番。
全能の神、天国と地獄、天使と悪魔、それらものものが存在すると仮定した世界観で、落ちこぼれの「天使:アジラフェル」と落ちこぼれの「悪魔:クローリ」が奇妙な友情に結ばれて、聖書のエピソードがパロディ風に現代に紛れて進行する。
聖書の世界観を矛盾に満ちた物として考えてる者にはある種の心地良さがある、主演の二人も面白いが天上界と地獄界の奇妙な人たちも充分に楽しませてくれる。
階級が明確化されている天上界と地獄界、どちらも指導者が無責任な所や俗っぽい所、お人好しな堕落天使とちょい悪を気取るやはり落ちこぼれ悪魔、この落ちこぼれ悪魔がなんで落ちこぼれかというとたまに善を施すからってのも笑える。
(この悪魔は天地創造談のイブにりんごを食わせて知恵を付けたことを”良いことをした”と自負して、「悪魔が良いことをするのはおかしい!」と落ちこぼれ天使に突っ込まれていた)
〔内容〕
シーズン1:天地創造からハルマゲドンまでが大きな縦糸になって、天国界と地獄界の関係者がうろうろする。何と言っても大天使ガブリエルが超無責任な男?で、「なんで地獄と戦争をするのか?、そんなことをすればこの星が大きな被害を受ける」とお人好しの天使に対して
「それは勝つために決まっているだろう、勝つためには戦争をしなけりゃならないのは当然だろ」と。
こんな状況下でお人よし天使とチョイワル悪魔がコミカルで間抜けな行動とこざかしい知恵でこれを乗り切ることになる。
シーズン2:大天使ガブリエルが突然失跡し、それを捜索する天国界と地獄界のジタバタゴタゴタにこの二人がこれまた抜けた行動で乗り切るというもの。実はガブリエルは記憶を消されて天使アジラフェルに匿われていた。
これも第2ニハルマゲドンをめぐっての天国界と地獄界の綱引きと言うかいがみ合いが軸になっている。
このドラマは英国BBCの製作らしいが、聖書を信じてる割によくこれだけ罰当たりな筋立てを考えて公共の電波(ネット?)に乗せた物だととつくづく感心する。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます