権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

「遠すぎた橋」

2020-03-14 09:58:01 | 映画

先日BS放映(録溜)した「遠すぎた橋」を観た。
この映画はリアルタイム公開で観たが、有名俳優が多数出てる割には「史上最大の作戦」とか「バルジ大作戦」の様な印象は薄かった。
今回あらためて観て、地理的なイメージがつかめないために最後まで有利か不利かの判断が難しい(殺伐とした映像から漸く戦況がくみ取れる)とかの問題はあるが、オールスターキャストで’連合軍が敗退する稀有な話’としての価値を感じた。
(独軍将校役のマクシミリアン・シェルとかハーディ・クリューガなんかはかなり懐かしかった。)
〔内容〕
 ノルマンディー上陸作戦から3ヶ月後の1944年9月、連合軍はドイツ軍がオランダへ撤退したの機に、そこへ空と陸の両方から攻めるマーケット・ガーデン作戦を展開し始める。
オランダからドイツにかけての5つの橋を占拠し、ベルリンへ侵攻するのが狙いだった。現状でも敵の兵力は手強いことが懸念されたが、マーケット作戦を仕切るブラウニング中将はアーカート少将らに進撃を命じる。
こうして空からはパラシュート部隊、陸からは大戦車部隊で攻勢。しかし、やはりドイツ軍の抵抗は凄まじく、要所である橋も破壊され、逆に連合軍が壊滅に追いやられていく…。

なお本作は交際中の家内と観た覚えがあるが、彼女には到底この映画は理解できなかったろうと思う、今から思えば無体なことをした。
独軍の「パンサー戦車」が最強の戦車として描かれてるのがこの映画の最も好きな点、ただ当時の実車に適当な化粧をしてそれらしく見せてはいたために本物の美しさはない。
バルジ大作戦」では「タイガーⅡ」が米軍M47戦車をそのまま使用、「プライベート・ライアン」では本物の「タイガー戦車」を使ったらしい。
ザ・パシフィック」ではチラッとだけ我97式戦車が登場(CGかも?)していた様な気がする。

(パンサーと97式)

なお本日は渋谷のユーロスペースで「子どもたちをよろしく」の公開イベントがあるらしいが、このご時世だからあきらめることとした。
まぁこの騒ぎが無くとも人だかりは間違いないから、やはり避けた方が賢明かも。


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5 コメント

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Unknown (灰転がし)
2020-03-14 16:29:29
この映画を(当時としては珍しく) 封切りで見ましたが、そのあとにどこぞの雑誌 (映画の友かスクリーンだったでしょうか?) で原題の A bridge too far. を「遠すぎた橋」と訳すのは間違いで、ストーリーを勘案すれば「 xx△△■□○● 」lと訳すべき、との一文が載っていました。いまとなってはこのチョメチョメをまったく覚えていません。どなたかご存知でしょうか? 考えようによっては「遠すぎた橋」ではなく「遠すぎる橋」とすべきかもしれません。
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Re:灰転がしさん (権助)
2020-03-14 16:43:16
ほうその頃は邦題にもこだわってたんですねぇ。
「遠すぎた橋」でも充分だと思いますが、それよりも編集に一工夫が欲しかった。
この映画の監督はリチャード・アッテンボローと言う人で「大脱走」の英国捕虜の親分を演じてました。
また昔の映画をあらためて観ると、昔は名も知らぬ役者が今では大御所だったりするのを発見する面白さがあります。
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題の意味 (OMG)
2020-03-14 19:54:17
「橋1本分だけ遠すぎた」という意味らしいです。
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Re:OMGさん (権助)
2020-03-14 20:39:18
そー言う意味ですか、納得。
補給線が伸びすぎて負けたバルジ大作戦のドイツ、同じ様にこのマーケットガーデン作戦も。
補給線が最初から存在しない「インパール作戦」は論外と言うことで、
コメントありがとうございました。
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Unknown (灰転がし)
2020-03-15 00:22:54
な~るほど、そういうことですか。ありがとうございました。
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