おれはここで生きている

■味乃家 魚野川■新潟県魚沼市下島70-1 定休日 水曜日
死ぬまで生きる のらりくらりのなんでもありのガクさん

小宮さんのお見舞い

2007-03-29 08:04:29 | Weblog
朝小さな朝焼けが始まっている道を急いだ。
最後の除雪隊の朝食。
いざ終わるとなると複雑な気持ち。
気温5度とマキ婆が言いながら入ってきた時はもう雨が降り出していた。
歩いていたら雷がなってたような音が聞こえたと言い、予報では降らないはずなんだけどとぶつぶつ言いながら掃除を始めた。
朝雨は女の腕まくりという諺があるし予報では曇りになっていたので何か小さな前線が通過してやがて晴れると思っていた。
日経の私の履歴書と言うコラムがあって毎日目を通し胸を熱くそして涙している。
宮城まり子さんが自分で書いた履歴書だ。
すごい精神力に改めて驚いた。
仲間と小宮さんのところにお見舞いに行く。
脳梗塞になって今度はリハビリに移ったらしいからだ。
あんなに元気で国体に出た事もあるスポーツマンで毎日体を動かし健康の事を考えていたのに。
無念の涙を見たり聞いたりしなければいけないと思うと本当のことは行きたくないのだ。
お昼の最中に電話して出発時間を早めてもらった。
出来るだけ早く行って早く帰り、仕込みをやりたかったのだ。
明日から週末で予約が立て込んできた。
小千谷日近づくつれに山肌に山桜の可憐な花が目に付いてきた。
なぜか胸がときめいて締め付けられるような感覚が蘇り、学生の頃の淡い恋心のような気分になってきた。
きっとあの頃は恋に恋してた頃だったかもしれないが今はこの自分の住んでいる土地と環境や春が恋いしいのだと解っている。
そんな余裕があるのは二郎さんが運転をしていて余裕があるからだった。
小宮さんは新しいリハビリの施設に移っていた。
泣いているのかと思ったら野武士のように迫力があり、今は海にいけないけど秋にはきのことりを始めるからと話し出した。
半身付随で無理な事は解っていたけど見舞いの三人は相槌を打っていた。
帰り仕込をやっていると星野さんが孫を連れてやってきた。
一緒に飲みたかったが仕込をやらないと追われるのであきらめて自宅に帰ってから星野さんに乾杯をしてから今日はビールを飲む。
小宮さんにも早く直るようにビールを捧げる。

コメント
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