おれはここで生きている

■味乃家 魚野川■新潟県魚沼市下島70-1 定休日 水曜日
死ぬまで生きる のらりくらりのなんでもありのガクさん

わが故郷は美しきかな

2007-11-13 22:06:19 | Weblog
明け方雨の音で目が覚めた。
昨日早く寝たのでその分早く起きてしまった。
明日は市場が休みでこの頃天気が悪く海も荒れ気味で魚も少ないので早めに行って良い物をを押さえなければ二日間の食材がない。
それとピザの薪の焚き付けに家の解体柱の大きいのを頼んでいたら朝市で届けてくれる事になったのでその降ろし場所を案内しなければいけない。
ラーメンスープを取ったりピザ窯の火をつけたりしていたら又いつもの時間になってしまった。
マキ婆に後を頼んで市場に急いだ。
魚野川の橋を渡るときいつもは紅葉だけ見ていたのだが川面を見たらかなり増水していた。
今頃の雨で鮭が上ってくる。
自宅の裏の魚野川の川原には子供の頃、鮭の引っ掛け漁を川漁師達が毎日やっていた。
釣り針の大きな熊手みたいなものをワイヤーに結びつけ、ひたすら鮭が通過するのを待ち、ヒレがワイヤーに触れる微妙な感覚を捕らえて、鮭を引っ掛けていた。
群れで上って来て、すぐチャンスがあるので取れた鮭を石でたたき、雌ならば用意していた木の栓でお尻に栓をした。
イクラが出てしまわないために。
でも暴れる鮭はなかなか捕まらずイクラをまきながら暴れまわった。
僕達は唖然と見ていると漁師がそのとと豆を拾っていけ、カーちゃんが喜ぶと。
ご飯茶碗に一つくらいのイクラを拾って帰った記憶が蘇ってきた。
その頃の紅葉の色など一つも記憶にない。
霧が沸き、その所々の切れ間の間より浮かび上がる雨に濡れた木の葉の見事な事。
木々が皆盛り上がりナラの木が黄色に色づきもみじが赤くなりだした。
お日様を背にうけ、景色を見ながら走っていると雲間の朝日で虹が前方にある。
信濃川のヤナギ林は春の若芽の色。
対岸に人家が点在し、庭のケヤキやカキそして桜の葉の色、背景の山の紅葉。
折り重なる自然の美しさ。
霧が立ち、雲が流れる。
なぜこんなに素晴らしいのだろう。
なぜ他国の人にお見せできないのだろう。
もっともっと腕を磨いてこの恵みとともに世界中に人に届けたい。
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コメント
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