気が付けばセミの声が

昨日からまとまった雨が降り、魚野川は濁っている。
ガソリンの値上げのせいか、車が通らない。
土曜日だというのに店はガラガラ。
予約もアルコールなしののもある。
バイトの子たちも生活があるから今日は要らないよと言えなかった。
魚市場にも久しぶりに行った。
この前粟島から魚が一箱届いたからなおさらであった。
鯛とヒラメ、オオアジ、蛸、バイガイ、マグロが二種類、と天婦羅用の海老を二箱買い、八百屋市場にも行った。
八百屋さんの果物も売れないとこぼし、もう後の無いメロンとスイカを付き合いで買ってきた。
ビワも残っていてそれも持たされた。
アルコールを飲まない人達が果物の盛合せを頼んであったからだ。
お昼にいつもの人たちが宴会に来てくれた。
奥さんが大きな袋とたっぱをもって来た。
いつも料理多いので食べきれないといってたけどそれはあんまりだと思ったが、結局ピザは大きなランクに格上げして出した。
今回は儲けようと考えてたのに又いつものパターン。
大喜びで帰っていった。
昼ごはんはラーメンにした。
この味ならそこらのラーメン屋に勝てるぞと、最後までスープを飲んだがなにかぎっつり来るものが無く、そこらがラーメンの出ない原因なのかな。
上品で旨みのあるスープなのだが。
若い人達が一杯いるので昼寝した。
起きて耳を澄ませばセミの音が聞こえた。
曇り空で薄くらいのかひぐらしの声も店の前の崖の雑木林から聞こえてきた。
大沢川の土手の草原は虫たちの楽園。
もう虫の声が聞こえ始めた。
又知り合いの爺ちゃんが大なまずを釣ったと電話してきた。
大事にとっておかないで明日はのんべの爺ちゃんたちに天ぷらにしてやろう。
夕方刺身が出て板長が明日の刺身が足りないかもと心配していたが、無くなればそのほうがいいのだ。
次の日に活きのいいのを出せるからだ。

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