友の奧さんは気丈で太っ腹なのはわかってたが線香をあげてあいさつすると悲しい笑顔で話してくれた。
葬儀のお斎はどんちゃん騒ぎの大酒のみだったそうだ。
変わり者で酒が好きでいい葬儀だったと話してくれた。
家に帰りたかったので二日間家において線香をあげるときは酒を飲ましてやって、話が終わらなくて早く帰りたかった。
帰りは車の窓を全開にして涙を吹っ飛ばして帰ってきた。
雲が出て悲しい黄昏で魚沼は光がなくなってた。
近所の直売所が21日からオープン。
食いしん坊で甘いのと酒が好きだったからそれらはいっぱい上がってたが花が少なかったような気がする。
白いユリの花が咲いたらかたむけに持っていこう。
夕食は荒れてる。
学食で残った栃尾のアブラゲの大根煮。
くさい納豆。
これも煮過ぎたソラマメ。
禁断のインスタントラーメン。
遅くなった理由は香典がなかったからだ。
自由になるお金はある程度ある。
でも自分で稼いで持っていきたかった。
それは言い訳、現実に直面するのが苦しかったから。
友よお互いに変人だったね。
ベットの上でも勉強してたのか。
今度またあの世で一緒にやろう。