昨日の仕込みで学食は楽だったのでお昼過ぎたら早めに上がって日本海に行こうと思ってた。
川口温泉の入浴料が払えない貧乏人が高速で海に行って来る。
海を見たかった、いや海に聞きたかった、そうじゃない海に向き合って気をとられてる隙に自分の魂に問いたかった、いや違うただ深呼吸と海の香りに包まれたかったからかな。
みんな正しくてまだ足りないぐらい、理由がいっぱいある。
学者たちがそれぞれ自分を誇示するような話をして、自分も振り回されて。
学者たちは人の知識の上にいる。
俺はその上にいる。
今まで生きてきた自分の体験があるからだ。
ただ災害に限って。
住職が釈迦が言ったとじぶんに言った。
あなたに困難が続発するのは乗り越えられる人に試練を与えてるのだと。
何とかなるさとか大丈夫だとか言うのとだいぶ違う。
さすが宗教。
しばらく選ばれた信者と思ってた。
ヘンテコの話を始めたのは朝ジモンさんが来た夢を見た。
夢はいつも同じ夢を見ることがあって今日は相手がジモンさんだった。
旅猿の再々放送を見たとお客さんに言われたことが影響してる。
イワナ釣りに行ったがいつもとは違ってた。
突然、カラフルに荒れる海と春行った日本海アリゲーターみたいの岩が現われた。
呆然と海を見て、海の声を求めてる自分がいた。
海に今の生詰まりの打開策を聞きたかったのかもしれない。
そんなのないよと目覚めて思った。
ジモンさんが何を食べてもおいしいと言ってくれた。
東京は素材が悪すぎ、自分は素材主義だ。
でもやることなすことこの頃それてる。
それで海に行きたかったのだ。
変えるまで元気だったが店に着いたら少し横になりたくなった。
そのまま寝てしまって、窓が愛って手体が冷えてた。
お昼は一握りのご飯。
おなかがすいてた。
寒いから高千代を鍋で燗した。
学食の残りナスの肉あんかけ。
そうめんを茹で釜揚げに、納豆とネギを添えた。
高千代の燗酒と温かい納豆そうめんが引きつってる心を緩ませてくれた。