午後から大和成和病院へ行って心臓ペースメーカー(以下PMと表示)の検査を受けてきました。
7月5日の朝ラン時に不整脈が発生して46分間に渡り心拍数が100bpm以下になってしまったのです。PMには運動時に自動的に心拍数を上げてくれる機能があって、第一段階として110bpmまで、その次には130bpmへと運動の強度によって心拍数を引き上げてくれる設定になっているのですが、当日はこの機能がしっかりとは作動してくれなかったのです。
この原因の確認のために急遽予約を入れてもらい検査を受けたのでした。
心電図とレントゲンの結果は特に異常なしでした。そしてPMの検査もしてもらいましたが、PM内に残るエピソードリストには7月5日に異常な心拍の動きが発生していたというデータは残っていませんでした。
なので考えられるとしたら、当日走っている時に脈が飛ぶという期外収縮が起こり、その内でもニ段脈や三段脈と呼ばれる期外収縮だった可能性があるとのこと。
そもそも正常なひとの心拍数と脈拍数は一致しますが、不整脈がある人のそれは一致しないので腕に巻いた心拍計でのデータとPM内に残っているデータでは必ずしも一致しないことがあるそうです。
まして、期外収縮の二段脈や三段脈ではその傾向が強くなってしまうようです。
期外収縮の二段脈、三段脈の簡単な説明です。
通常の脈拍のリズムと交互に現れるような形で、一拍おきや二拍おきに期外収縮が出現し続けるという、期外収縮による不規則的な心臓の収縮のなかにも、一定の規則的なパターンが見られるケースもあります。
こうした一定の規則性を持った形で期外収縮が出現するケースでは、特に、期外収縮が一拍おきに現れるケースは二段脈と呼ばれ、期外収縮が二拍おきに現れるケースは三段脈と呼ばれることになります。
これが起こると動悸や息切れ、怠さなどが起こることが多く、走っていればシンドクなってくるそうです。私も正にその状態でした。
ただPMとしてはこの二段脈、三段脈ということの判断が付かずあくまでも正常な範囲の心拍数と捉えていたと思われます。なのでこの期外収縮が収まらない限り心拍計の心拍数も正常には戻ってくれません。
PMの機能が作動しなかった訳ではなく、PMは運動時のそこまでの期外収縮を判断できないということなのでしょう。
期外収縮や心房細動がない場合では運動時に心拍数が110bpm以上を綺麗に保ってくれている日もあります。昨日がそうでした。
7月5日の朝と昨日の朝走った時のそれぞれのデータです。
ただし、医師からのこの説明だけでは納得できません。実際に私の心拍計で心拍数の低下が起こっていて身体的にもシンドイ状態になっているのにPMが異常と判断してくれないのでは困ります。
なので一度院内のトレッドミルを使った運動負荷試験のようなことをやって欲しいとお願いしてみました。その時に7月5日に起こったような期外収縮が起こるとは限りませんが負荷の掛け方によっては再現ができる可能性もあります。
この様な時にPMがどう反応しているのか確認したいと思っています。
このお願いに先生は了解してくれて次回9月3日の外来時にトレッドミル心機能検査の予約を入れてくれました。
またPMが、私が運動していることを感知し易い様にそのセンサーのレベルを最高値に設定し直してくれました。(アクティビティ閾値LOWに変更)これで少しの動きでも私が運動をしていると判断してくれると思います。
ただし、普通の生活面でちょっとした動きでPMが運動中と判断して勝手に心拍数を110bpmへと引き上げてしまう可能性があります。まあこれはしょうがないでしょう。動きを止めればまた正常な心拍数に戻るのでしょうから気にしないことにします。まずは運動時の心拍数の不具合が出ない様にすることを優先にしました。
前回5月の検査以降今日までの間のデータですが、心房細動を抑えるためのミネルバ機能の成功率は53.8%(100/186)で少し低下していました。