大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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なんじゃもんじゃ物語236

2008-01-05 11:07:23 | _2-19 港への道
H1号が、再び、出てきました。

「 フフフフフ、ソレデハココデ問題ダ!
 サテ、シミコ婆サン、H1号ヲ持ッテ立ッテイル コイツハ、イッタイ誰デショ
 ウ?」
「 ・・・・・・・。」
「 分カラナイノカ。
 ソレデハ、ヒントヲ ヤロウ。
 ソレハ、先程、シミコ婆サン自身ガ 答エヲ言ッテイルノダ。」
「 えっ、答えを言っているとな・・・。
 ・・・・・・・・。
 ・・・・、まさか。」
「 ソウダ、ソノ マサカ ナノダ。
 サア、答エヲ言ッテ見ロ!」
「 エレーヌ姫!」

シミコ婆さんは、そう言いながら闇の中で揺らめき、消えて行きました。
H1号は言いました。

「 ブッ、ブ~ッ!
 ハズレ、ハズレダ。
 H1号ハ、見事、シミコ婆サンヲ ヤッツケタゾ!
 ハハハハハハハ!」

お頭ブラックが言いました。

「 やれやれ、良かった。
 ようやく、消えてくれた。
 タイマーの設定を間違えたと言っていたから、いつかは消えると思っていたの
 だ。
 正体がバレナイうちに消えて良かったのだ。」



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