日々の恐怖 11月19日 ざっくばらんな話(1)
ざっくばらんな話、そのままです。
4年前くらいの話。
当時私が住んでた部屋は皆こぞって、
「 落ち着くから。」
と、ほぼ毎日誰かしら泊まろうとするくらい通われてたけど、間取りは1LDKで5人くらい来ても狭いとは感じないくらい無駄に広かったし、当時彼氏もいなかったから好きなように泊まらせていた。
だけど皆遊びに来るくせに、何故か玄関開けて見える左横の一軒家の物置を気味悪がっていた。
いつも夜になるとその物置が開いてて、友達らはその物置の中に誰かいたとか、物置のドアが開いたり閉まったりしたとか言っていた。
けど、私は毎夜ドアが開いてるのしか見た事なかったし、幾ら言われても、
「 建付け悪いんでない?」
とか、
「 中の物が人に見えただけでしょ。」
としか思えなかったし、そう返していた。
ある日、1人の男友達のMが心霊スポット帰りに、
「 お祓いしに来た。」
とか、ほざいてやってきた。
私は別に霊感があるわけじゃないけど、何故か周りから、
「 お前の近くにいたら楽になる。」
とか、
「 何かとれた気がする。」
って言われるから、気にせず落ち着くまで部屋で休ませていた。
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