大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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日々の恐怖 1月18日 窓の外(1)

2019-01-18 10:55:51 | B,日々の恐怖






 日々の恐怖 1月18日 窓の外(1)






 大学2回生の秋、俺・A・B・CでAのアパートに集まってサークル活動の作業をしていた。
内容は、漫研なので漫画の原稿作業です。
 時間は14時ごろだったと思う。
黙々と手を動かしてたから部屋の中は静かだった。
 すると突然窓から、

“ バン!”

と大きな音がした。
 ビックリして窓に顔を向けると、顔が真っ黒の女が窓の外にいた。
真っ黒というのは日焼けしたような肌ではなくて、全身に墨を塗りたくったような、そういう真っ黒だった。
 目がギョロっとしてて、黒い肌とのコントラストで白目の部分がやけにくっきりして見えたのを覚えている。
そいつがヤモリみたいに窓にへばりついている。
 不審者とか化物とか、そいつが何者かなんて考える余裕がないというか、ただひたすら、

“ えっ、えっ、えっ、なになになに・・・・?”

みたい感じになってたと思う。
 そんな中真っ黒女が窓からすっと離れたと思ったら、また窓にバンとへばりついた。
振り子みたいな感じといったらいいのか、上から吊るされて窓に向かってぶつかるみたいな感じで、説明が難しい。












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1月17日(木)のつぶやき

2019-01-18 02:43:40 | _HOMEページ_
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1月15日(火)のつぶやき

2019-01-16 02:45:28 | _HOMEページ_
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日々の恐怖 1月15日 お得な物件(4)

2019-01-15 18:35:21 | B,日々の恐怖





 日々の恐怖 1月15日 お得な物件(4)





 なんとなく部屋を障子ごしに覗いたら仏壇があり(今思うと、仏壇かどうかはわからない)、部屋の上のほうに、物故者の写真が額縁入りで大量に飾られていた。
結構壮観な並びで、

“ さすが早死に名士の家計だな・・・・。”

と感心して、通り過ぎようとして妙な違和感を感じた。
 1個だけ写真がない額縁があったのだ。
こういう時に、他と異質な物を注視してしまうのは人の常であろう。
ついついその額縁を見てしまい、自分は心の底から恐怖した。
朱色の墨で、自分の名前と生年月日が書いてあったのだ。
 周りを慌てて見渡すと、台所でなにかしゃべっている声が聞こえる。
黙ってさっきの部屋に戻り、急な仕事の用を思い出したことを告げて、家を脱出して店に戻らずに、色々な事を投げ出して逃げた。
 FC店だったために本部の方を通して、一切その大家さんに関わらずに権利関係の処理できたのが、不幸中の幸いだった。
 ホテル暮らしを転々として実家にも連絡を取らなかったけど、後で聞いたところによると、最初のうちは頻繁に実家に連絡があったらしい。
今は東京に住んでいるけど、未だに怖くて大阪には帰れないし、住民票も移していない。
 地名をある程度詳しく言いすぎたことに後悔して、話を続けるか迷った。
昔のことだからもう平気と軽く言い始めたけど、またビクビクする日が始まる。













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1月13日(日)のつぶやき

2019-01-14 02:49:11 | _HOMEページ_
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日々の恐怖 1月13日 お得な物件(3)

2019-01-13 18:34:29 | B,日々の恐怖





 日々の恐怖 1月13日 お得な物件(3)





 それで、平和な日々が続くある日、突然、それは起こった。
その日、オープン前に店の前を掃除していたら、パソコンのプリンターを買った大家さん(未亡人30前半ぐらい)が、プリンターを休憩挟みながら必死で2階の家に持って行こうとしていた。
 しんどそうなので、

「 自分で良ければ家まで運びましょうか?」

と言ったら、

「 迷惑かけますのでいいです。」

と言われたけど、微妙な下心があったので、半ば強引に、

「 お手伝いしますよ。」

と、家まで運ぶことにした。
 2階まで運んで、

「 ここでいいです、ありがとうございました。」

とお礼されたけど、パソコンに詳しかったんで、

「 接続しますよ。」

と玄関で話していたら、その家のおばあちゃんも出てきて、少々のやり取りの後、お願いされることになった。
 で、無事接続も完了して、お礼にコーヒーを用意してくれる事になって、未亡人とおばあちゃんが出て行ったあとに、尿意を催してトイレに行きたくなった。

“ お店でしようかな・・・。”

と思って、1回店に戻ろうとして廊下を通ると、半分障子が開いている部屋が目に入った。











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1月11日(金)のつぶやき

2019-01-12 02:46:46 | _HOMEページ_
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日々の恐怖 1月11日 お得な物件(2)

2019-01-11 18:33:19 | B,日々の恐怖





 日々の恐怖 1月11日 お得な物件(2)





 それでも、お店にいてもずっと気になって、近くの喫茶店とかアルバイトに聞いてみたら、なんか嫌な話が続々出てきた。
 テナント借りている家は名家の類いだけど、4代位続けて男は30までに死んでいる。
今の家主さんの子供は男3人娘一人だけど、男は全員30までに死んでいる。
旦那も30前に病死。
首つり自殺一人有り。
 また、うちの店の3件くらい離れたバーに、坊さんが誘われた時に、

「 こんな怖いとこでは飲めない。」

と帰っていったとか。
自分の店の周辺は、空襲で死んだ人を取りあえず置いておく場所に使われていたとか。
 そういえば、霊で有名な○○橋の近くだし、
 
“ なんかあるのかなぁ・・・。”

と思ったけど、商売順調だったので、

“ まあ、関係ないや・・・。”

だった。
忙しい時は店に泊まってたけど、変な感じとか微塵も感じられなかった。












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1月10日(木)のつぶやき

2019-01-11 02:43:17 | _HOMEページ_
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1月9日(水)のつぶやき

2019-01-10 06:55:20 | _HOMEページ_



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日々の恐怖 1月9日 お得な物件(1)

2019-01-09 18:02:38 | B,日々の恐怖






 日々の恐怖 1月9日 お得な物件(1)






 ○○区で仕事していた時だけど、飲食店を経営するにあたって結構お得な物件を見つけた。
2階は普通の大家さんが住んでて、1階がテナントなお店だった。
有名人の焼き肉屋から近いかな。
 まぁ、食べていくには困らない経営していたんだけど、あるとき車の事故起こして、修理するために店から3分位離れた修理工場に持って行った。
 近所付き合いする方ではなかったんだが、向こうはこちらを知っていたらしく、修理の人に、

「 あそこのテナントですね、大変でしょう。」

と言われた。

「 へっ?」

と思って、

「 何かあったんですか?」

と聞いたら、

「 知らないならそれに越したことはありませんよ。」

とはぐらかされた。
 あまりに気になって、しつこく食い下がると教えてくれたんだが、過去そこのテナントは、3回経営者が変わっているらしい。
で、2人そのテナント内で首つり自殺してて、1人はノイローゼになって行方不明らしいとか。
 にわかに信じられずに、

“ そんな馬鹿な!”

と思ったが、不況だったんで、

“ まぁありえるかな・・・・。”

と思った。
ちなみに、店で自殺はあれだが、自殺するような人間に俺が祟れる訳ない的思考です。













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1月8日(火)のつぶやき

2019-01-09 02:54:32 | _HOMEページ_
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1月7日(月)のつぶやき

2019-01-08 06:56:17 | _HOMEページ_



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日々の恐怖 1月7日 電話(2)

2019-01-07 17:33:57 | B,日々の恐怖






 日々の恐怖 1月7日 電話(2)






 しばらくして間違い電話が掛かってきた。

『 Aさんですか?』
「 ごめんなさい、違います。」

午後11:00ぐらいで、相手は初老の女性だったように思う。
 当時は携帯電話もなくポケベルが普及しだした頃、固定電話で機能は話すだけだった。
当然、留守電やナンバーディスプレイも無く、誰からの電話か分からなかった。
それが1~2週間の間隔で、ほぼ同じ時間に掛かってくる。

 ある日相手が、

『 お宅、番号06****ね?』

と。

「 そうですが、Aさんではありませんね。」
『 ・・・そうでしたか。
いつもごめんなさいね。』

番号まで言われてさすがにぞっとしたが、Aさんが番号変えたのが伝わってないんだろと、勝手に切り捨ててた。

 入居1年後、転勤で引っ越すことになった。
持ち主不明のネックレスも、寺に託して供養をお願いして、転居の準備も整ってほっとしていたら、例の電話が掛かってきた。

『 Aさんですか?』
「 残念です、違います。」

俺はここで、ずっと気になっていたことを相手に聞いてみた。

「 私、もう引っ越すんですが、もしかして、お昼の時間はAさんとお話出来ていたんですか?」
『 ・・・ええ。
でもお気になさらないで下さい。
ずっとごめんなさいね。』

結局、

“ もう一人の人は、ずっとここにいたんだなあ・・・・。”

、と。













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1月6日(日)のつぶやき

2019-01-07 06:59:19 | _HOMEページ_

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