24日3本目に観たのは 「ハングリー・ハーツ」
アメリカ映画だと思っていたらイタリア映画でした。
ジュードとミナの出会いはチャイニーズレストランのトイレに一緒に閉じ込められてしまったこと・・・でした。
その後恋人同士になってミナが妊娠。結婚。出産。
子供が生まれてからのミナは子育てに対して異常なこだわりを見せるようになり、幸せな家庭が崩壊していく。
誰にでも多少のこだわりはあるもんだと思うのですが、それも度を超すと恐怖になってしまうのね、と思わずにはいられません。
この映画で夫婦役の二人そろって第71回ベネチア国際映画祭で最優秀男優賞と女優賞を受賞したそうです!
上映終了後サヴェリオ・コスタンツォ監督とミナ役アルバ・ロルヴァケルさんのティーチインがありました。
原作がある映画なんだそうですが、冒頭のトイレに閉じ込められるシーンは映画用に付け加えたんだとか。まさかこんな怖い展開が待ってるとは思えないようなユーモアたっぷりのシーンでした。
ティーチインの初めのほうで監督が「どこかで音楽が聴こえる・・・」と不思議そうに言い出し、結局は自分のポッケのスマホだった・・・というオチ。監督は赤面、アルバさん(+会場)は大笑い、でした。
東京国際映画祭 魅惑のタイ 2本目は コンクリートの雲
1997年のアジア金融危機の最中、ニューヨークの金融業界で働くマットのもとに、バンコクに住む父親が自殺したとの知らせが届く。
葬儀のために帰郷したマットは高校時代の女友達サーイを探し出そうとする。
一方、弟のニックはガールフレンドのプーペーと安アパートで同棲している。
経済状況が逼迫するなか、2組のカップルも不安定になっていく… (映画祭公式hpより)
上映終了後にはQ&Aセッションがあって、リー・チャータメーリーティクン監督とイケメン兄弟の弟ニック役ブラウィット・ハンステン
さんがやってきた。(「メナムの残照」の時よりはいい席だったのでわりときれいに撮れてるでしょ?)
チャータメーティクン監督はアピチャッポン・ウィーラセクタン監督の元で編集をやってきた方で、これが初監督作品。
(ウィーラセクタン監督はこの映画のプロデューサーでもあります。)
ニック役ハンステンさんは本業は歌手だそうで、演技は初めてだそう。そうは見えなかったけど・・・びっくりでした。
タイ映画特集入場者に配られた読冊子。
読み応えありました。