10月24日2本目に観たのは台湾映画の 百日草 公式HP こちら
「星空」のトム・リン監督作品
同じ交通事故で愛するパートナーを失ったふたりの物語。ミンは婚約者を失い、ユーウェイは妊娠中の妻を失う。茫然自失のなかで葬儀をすませ、それぞれの現実と向き合う。初七日から七七日まで節目ごとに山上の寺で読経を繰り返すが喪失感は埋めようがない。ユーウェイはピアノ教師だった妻の教え子たちの家を1軒ずつ訪ねて月謝を返していくが、亡妻が好きだったショパンの曲を聴いて泣き崩れる。ミンは新婚旅行を予定していた沖縄をひとりでまわったのち、婚約者の着ていた服を弟に返し、初めて声をあげて泣く…。『星空』(大阪アジアン映画祭2012出品)以来3年ぶりとなるトム・リン監督の新作。結婚・出産で休業していたカリーナ・ラム(『親密』TIFF08出品)の久々の主演作。日本武道館でも公演した台湾の人気ロックバンド・五月天(Mayday)のギタリスト、ストーン/シー・チンハン(『星空』にも出演)がユーウェイを演じている。台北映画祭2015クロージング作。 (映画祭公式HPより)
幸せの頂点にいたはずの2人を襲った突然の悲しいできごと。
ミンは新婚旅行でいくはずだった沖縄をひとりで訪ねる。
料理人だったフィアンセと作ったグルメブック?に従って地元のおいしいお店を一軒ずつ回って☆をつけていく。
最後のページをめくるシーンが切なかったです。
ふとしたことで出会ったおばあちゃんと言葉は通じないけどなんとなく気持ちは通っているシーンが好きでした。
ユーウェイの妻は自宅でピアノを教えていました。
妻が亡くなって間もなく、事情を知らずにレッスンにやってきた少女を「先生はいない、帰れ!」と怒鳴って追い帰してしまう。ピアノも目に着かないように引きずってリビングの隣の部屋に隠してしまった。
やがてユーウェイは妻の残した名簿を元に教え子の家に月謝の返納に回るようになります。何件目かで出てきたのはあの時追い帰した少女でした。
「先生が進めてくれた曲を練習している」
という少女。家に帰ったユーウェイはピアノを元の場所に戻します。
愛する人を失ったふたりの100日の物語。悲しみは消えないけれど静かに時は流れていく。
静かに沁みてくる映画でした。
映画終了後に監督と主演のストーン(石頭)ことシー・チンハンさんの舞台挨拶がありました。
監督のお話の中でトム・リン監督自身奥様を亡くされていてその体験ということを知りました。
あと、ユーウェイがずっと腕にギプスをしている理由とか。
このとき写した写真は全滅、話の内容の記憶はとぎれとぎれ(←ミーハーの舞い上がり、ね)いつものことね。
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