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TIFF ディーン 君がいた瞬間 10/24

2015-10-29 20:34:50 | 東京国際映画祭

今年の東京国際映画祭で最初に観たのはこの映画。

ディーン 君がいた瞬間  監督 アントン・コービン

1955年、アメリカ。マグナム・フォト所属の野心溢れる若手写真家デニス・ストック(ロバート・パティンソン)はもっと世界をアッと言わせる写真を撮らなければと焦っていた。その頃、パーティで無名の新人俳優ジェームズ・ディーン(デイン・デハーン)と出会ったストックは、彼がスターになることを確信。『LIFE』誌に掲載するための密着撮影を持ち掛ける。ディーンを追ってロサンゼルス、ニューヨーク、さらに彼の故郷インディアナまで旅するストック。初めは心が通じ合わなかったものの、次第に互いの才能に刺激されてゆく2人。そして彼らの運命だけでなく、時代をも変える写真が思わぬ形で誕生するが……。(Movie Walkerの作品紹介より)

 

2次発売の時にやっととれたチケット。場所は六本木ではなくて新宿バルト9。レズビアン&ゲイ映画祭で一度来たことがあります、が、やっぱ迷った

上映前に監督の舞台挨拶がありました。写真家としてロックミュージシャンを撮り続けてきた監督。

ディーン役を固辞していたデイン・デハーンに出演を依頼できたのは共通の友人(メタリカのドラマー)の存在があったからなんだそうです。

この映画ディーンよりもむしろ写真家のデニス・ストックに大いに興味があったみたい。

フォトセッションでは監督自身がパシャパシャと写真を撮られるわけですが、一人のカメラマンさんを見て

「ニコンだね、キャノンの人が多いけど」

と言ってました。カメラが気になる監督さんです。

 

パーティで出会った売れる前のジェームズ・ディーンのきらめきをいち早く感じて、写真を撮ったデニス・ストック。

その写真がLIFE誌を飾り、ディーンはスターの道を上り詰めデニスは売れっ子の写真家になる。

 

ディーンに写真をとらせてほしいというデニスのアプローチは、ちょっとしつこくてはじめは避けられてしまいます。

なんとか許可したものの、かみ合わない2人。でもディーンの故郷インディアナへの2週間の滞在が、ふたりを打ち解けさせていく。

 

そこでは親戚が集まって、昔話に花が咲き、街を歩けば高校の後輩たちにダンスパーティに誘われる。

まだ「地元じゃ有名人」状態ですがこの後、主演作がヒットして大スターになって、そして帰らぬ人となってしまう。

この旅は最後の里帰りになったそうで、ディーンにとって一番幸せな瞬間だったのかもしれません。

 

デニスは17歳で出来婚、即離婚。7歳になる男の子がいるのですが、たまに息子に会っても何を話せばいいのか、どう接していいのかわからず戸惑っている。

でもこの旅から戻って息子に会ったデニスは、息子にカメラの使い方を教える優しい父の顔になっていました。

デニスにとっても幸せな旅だったに違いありません。

 

この映画も一般公開が決まってる~ 映画の公式HP ここ

 

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TIFF 黄金のアデーレ 名画の帰還 10/24

2015-10-29 00:30:57 | 東京国際映画祭

順不同ですが、東京国際映画祭で観ました 「黄金のアデーレ 名画の帰還」

上映前に舞台挨拶があって、サイモン・カーティス監督+主演のヘレン・ミレンさん登場。そのオーラに圧倒されました。

そこへ黄金の花束をもって現れたゲストは石坂浩二さん。ゴージャスな空間がそこに広がっておりました。舞台挨拶の内容がここ

 

 

アメリカ在住の82歳のマリア・アルトマン(ヘレン・ミレン)は、グスタフ・クリムトが描いた伯母の肖像画で第2次世界大戦中ナチスに奪われた名画が、オーストリアにあることを知る。彼女は新米弁護士ランディ(ライアン・レイノルズ)の助けを借り、オーストリア政府に絵画の返還を求めて訴訟を起こす。法廷闘争の一方、マリアは自身の半生を振り返り……。(シネマトゥディ 作品紹介より)

 

祖国を追われてアメリカへ来たマリア。ブティックを経営しています。友人の息子ランディが求職中の弁護士と知り伯母の肖像画(アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像)のオーストリア政府からの返還訴訟を依頼します。

マリアの荒唐無稽とうか、突拍子もない話に、ランディも困惑気味。

でも、新しく雇われた弁護士事務所のGOが出て、オーストリアへ下調査に行って帰ってきたあたりでランディはご先祖様(オーストリア人)の血が騒いだのか、のめりこんでいく。

オーストリア滞在中のふたりをサポートしてくれるのがジャーナリストのチェルニン(ダニエル・ブリュール)

98年から06年までの話と、マリアの子供時代~亡命するまでのオーストリア時代を行ったり来たりして話は進んでいきました。

 

マリアの夫オペラ歌手のフリッツ役はマックス・アイアンズ。ナチスの将校役でトム・シリング

クリムト役はモーリッツ・ブライプトロイ。マリアの父がアラン・コーデュナー(FOOD OF LOVE)。

裁判官の役で「ダウントン・アビー」のクローリー家のお母さまエリザベス・マッゴーワン 

脇役もばっちりゴォカなことになってます。

 

初めの方は、わがままで押しの強いばーちゃん(失礼!)とそれに振り回されてる若造・・・っていう感じなんですが、話が進むにつれて、お互いが大切なパートナーになっていく。

石坂浩二さんが 「言って見れば一種のバディムービーですけど最後の方はマリアとランディは恋人同士みたいでしたね」とおっしゃっていました。

「恋人同士?!」ってその時は思ったんですけど観終わってなんかすごく納得。 

マリアは強くて、ユーモアがあって(でも毒も吐く)、かわいい人。はじめは振り回されてるだけだったランディもいつか心を寄せるようになる、とってもチャーミングなおばさまでした。

ランディがまたステキで・・・

そして、ランディの妻がすごかった・・・。この夫によくガマンしたというかついてきたな~と。感心するしかありませんでしたわ。

 

ナチスの台頭で故郷を追われ何もかも取り上げられ、そしてバラバラになってしまった、マリアの家族。

マリアが取り戻したかったのは絵画じゃなくて、あたたかい家族の思い出だったんですね。

 

 11月に一般公開されるそうです。 公式HP

もっかい観たいんですが、上映劇場に地元の映画館がない! なんでっ!?

コメント (6)
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