7/25シネモンドで「苦い涙」観ました。
2022年 フランス映画
監督、脚本:フランソワ・オゾン
ピーター・フォン・カント :ドゥニ・メノーシュ
シドニー・フォン・グラーセナブ:イザベル・アジャーニ
アミール・ベンサレム :ハリル・ガルビア
ローズマリー :ハンナ・シグラ
カール :ステファン・クレポン
ガブリエル :アマント・オディアール
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ファスビンダーの「ペトラ・フォン・カントの苦い涙」を自由に翻案した作品・・・だそうです。
リメイクと思えばいいのでしょうか。
1972年西ドイツ ケルン
映画監督 ピーターのアパート。
恋人フランツと別れたところで機嫌が悪いのもあるけど助手のカールを「シナリオをタイプしろ」「郵便をとってこい」「コーヒー淹れろ」とこき使うピーター。
ピーターの親友で大女優のシドニーがやって来るとフランツの愚痴をしこたまこぼす。
そこへシドニーがオーストラリアからの旅で知り合った青年アミールが訪ねてくるとピーターの目からハートマークが飛ぶ・・・。
この美しい青年(巻き毛がカワ(・∀・)イイ!!)に一目ぼれしてしまったのでした。
ここらあたり、ピーターがとてもわかりやすい。
俳優志望のピーターのためにわざわざシナリオ変えたりごり押しします。
アミールと恋に落ちて幸福の絶頂・・・と思ったらちっともいうこと聞かなくてイライラしたり、浮気されそうで不安になったり、傲慢なピーターですが滑稽で、ちょっと哀れで人間臭いです。
自宅でのディナーに誘う。カールが料理してサービスして・・・。
てきぱきと働いているのに理不尽な扱いをされ、なんか気の毒なカール
誕生日の日にお祝いにやってきたシドニー、ピーターの母ローズマリー、娘のガブリエル
にこやかにお祝いしていたのに突然切れ散らかすピーターに戸惑う3人。
登場人物は6人。
舞台はほとんどピーターのアパートで起こりお芝居みたいな感じ。
もとになった映画「ペトラ・カン・フォントの苦い涙」はどんな感じなんでしょ?