昨夜が遅くなったので、今日の八ヶ岳の出発は8時30分になってしまった。
いい天気なので、ドライブは快適だ。あっという間に名古屋に着いた。ところが、思わぬ事故渋滞に巻き込まれた。トラック1台、乗用車12台が絡む大きな事故で、一番前の乗用車はトラックに巻き込まれて、ほとんどつぶれてしまっていた。豊田の近くで10時30分だったが、この渋滞を抜け出たのは12時30分を回っていた。ほんの5キロの間で、まったく車が動かず、2時間止まったままだった。暑かったので乗る時の持ち込んだペットボトルが空になってしまったのには困った。もちろん、「イライラ」は募る。こんな時の「イライラ」感は、どうしたら解消できるのかな。フォークや中島みゆきを聴いても、余り変わらない。
そういうことならと、モンテヴェルディお「聖母マリアの夕べの祈り」をかける。うん、これは、気持ちを休めるのには最適の音楽である。「時間がかかろうが、かかるまいが」問題ではない、という気持ちになってくる。
恵那峡SAに着いて、昼食が終わったのは13時30分だった。駒ケ岳SA14時30分。諏訪南で降りて、カントリーホームへ行く。約束の時間は15時だったので、少し遅れてしまった。
カントリーホームには、スチールのチェーンソーが到着している。
機種は「STIHL MS230 C-BE」。バーの長さは40㎝だ。右側のボトルがエンジンオイル。50:1専用だ。左側のボトルはチェーンオイル。
その梱包を解く。まずは、ソーチェーンを装着する。カントリーホームさんの説明は丁寧でわかりやすい。手順が結構ややこしいので、解説の各段階で「自分でやってみてください」と指示され、その通りやってみる。やっていけば、そう難しいことはなく、チェーンを着けることができた。
次に、混合オイルを作る。スチールの混合オイルは、50対1だ。カントリーホームさんから、HCで4Lのガソリン専用缶を2缶買って下さい。一つはガソリン用、もう一つは混合ガソリン用にしてください、との指示。その場にカントリーホームさんの二つの缶、それに混合オイルを作るプラスティック容器を持ってきた。そのプラスティック容器にガソリンを、2.5L入れる。そこに、目盛りのついた細い容器にエンジンオイルを入れ、それらを振って混ぜ合わせると、出来上がった。
燃料と、チェーンオイルをチェーンソーに入れる。いよいよ始動だ。先生の後に続いて私もやってみる。本体はこれまで使っていたHITACHIと比べて相当重い。エンジンを全開してしばらく経つとようやく、チェーンオイルが出てきた。木を切るためにはチェーンオイルが、出ていなければ、チェーンが熱を持ち、切れなくなるので、絶対にオイルが出ているか確認してから、チェーンソーを使ってくださいとのことだ。
「では、実際に木を切ってみましょう」ということになる。木を切るときは、エンジンは全開してください。中途半端な出力だと切れないので、刃が一遍に傷みます。「刃が命ですよ」と教えられる。切ってみると、文字通りスパッというキレ味だ。エンジンの出力は凄い。「力を入れないで、チェーンソーを木の上に置きその重さだけで切るようにしてください」「前後にごしごししてはだめです」これまで、ほとんど自己流だったので、目から鱗の指導だ。
使い始める時は、必ず、ガソリン、チェーンオイルとも満タンにして下さい。その後、ソーチェーンの目立てをやる。「目立ては新品のチェーンでもやってください。新品よりもよく切れるようになります。」これも驚きだ。先生の指導に従い、一つずつの刃にヤスリを入れていく。「ゆっくり押してください。刃が薄くめくれるのを確認してください」「押すだけです。引いてはだめです」「新品のチェーンとはどういうものかをならず知っておいてください。次からは、このようは刃になることを目指して目立てを行ってください」。「それでは、もう一度木を切りましょう。大事なのは、目立てを行った後、どう切れるか、自分で経験しておくことです、そうすれば、これから以降、目立ての出来具合がわかりますから。」ということで、もう一度丸太を切った。実に軽くよく切れた。
それらが全部終わったのは18時だった。約3時間の講習ということになる。
その後、今日は「八ヶ岳フルートアンサンブル」の日なので、原村公民館へ駆けつける。18時10分ほどだったが、まだ始まっていなかったのでホットする。音階練習のあと、飯島先生から連絡があった。地元の老人会から出演の依頼があったので、よければ出てほしい。本番は6月26日だが、都合がつく人はという話。残念だが私は、都合が悪いので、お断りした。
その後、「カルメン」「ラッパ吹きの休日」を練習する。「カルメン」のトリルが間違っていたのを指摘される。先生の指摘は、ソフトで的確だ。20時練習終了。」
「アダージョの森」に21時着。真っ暗だ。途中のコンビニで、ビール、卵、焼きそばを買う。焼きそばを温め、ビールを飲むと「旨い!」、後は安らかな眠りが待っていた。