フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

レンタカーでカースルクームへ

2010-06-29 | イギリス旅行

今朝の天気は曇っている。天気予報を見ると、昼からは晴れてきそうだ。日本から来ているお母さんと娘さんは、今日は、ケンブルからテットベリーへ行くとのことだ。

私たちはどうしようか思案してバスの時刻表をみるが、どうもうまくいかない。それではレンタカーはどうか、と考えてB&BのオーナーのGaryに話をする。Garyが話をつけてくれたのはマニュアルの車だ。この20年ほど運転していないので大丈夫かな。心配していも仕方がないので、借りることにする。

Garyの車でレンターカー会社に行き、乗る手配をする。2日間借りることにした。34ポンドだった。まずは慣らし運転をしてみよう。ギアの入れ方は分かったが、バックが入らない。困ったので事務所に戻り教えていただく。聞いてみると、手元に引くレバーがあり、それを入れなければ、「R」に入らないという仕組みになっている。次の問題は坂道発進だ。どうもずるずる下がってしまう。何度かハンドブレーキとクラッチの入れ方を練習して、ようやく、自信が出てきた。

それではと、「最も古い家並みが保存されている」というカースルクムへ向かうことにする。走り出すと、やはり、道がわかりにくい。大丈夫かなと走っていると、今度は燃料タンクが空になっているとの表示が出た。よく見るとほとんど燃料がない。「満タン」ではなく、反対の0近くだ。そういえば店の人は、燃料は、ここまでにして車を返してくださいといっていた。日本とは反対だ。

仕方がないので、もと来た道を引き返して、ガソリンスタンドへ行く。ところが、燃料の入れ方が分からなくて困る。他のお客さんに聞くと、ここでは、先に燃料を入れ、ガソリンスタンドの隣のスーパーへ行くと、そこのレジで金額が出てくることになっているそうだ。とりあえず満タンにして、レジへ行くと、そのとおりだった。ついでに昼食のサンドイッチと飲み物を買う。

その後、A429をチッペナムへ走る。交差点はラウンドアバウトになっていてこれが慣れていないと厄介だ。ほかの車はどんどん走っている。こちらは瞬時に方向を確認してその道へ入らなければならない。何度か周回することもあった。

途中、隣のナビゲーターがトイレに行きたいというので、表示があったので止まる。入っていくと少し雰囲気が違う。車を止めてよく見ると「To let」となっているではないか。これは土地の貸付会社のこと。「I」が抜けているだけで大違いだ。仕方がないので我慢してもらって、先を急ぐ。

チッペナムからB4039に入り、ようやくカースル・クームに着いた。パーキングには全く人はない。出てきて車道を行くとアイスクリームの店があったので入る。そこで、アイスクリームを買って、ついでにトイレも借りて、カースルクームの中心部への行き方を聞く。その方向にいくと、どうも離れて行っているような気がする。すると犬を散歩させている青年が来たので、聞くと、違う方向だったのでびっくりする。どうも、地図を反対に見ていたようだ。

教えてもらった方向に歩いていくと、ようやく、古い町という雰囲気が出てきた。

さらに行くと、カースル・クームの中心である、セントアンドリュース教会に出てくる。ここからがガイドブックに出てくる古い町並みである。残念だが、道の補修工事をしていた。しかし、本当に美しい町並みが続いている。どの家の前にも、美しい花が咲いている。

緩やかなカーブを描いている道を行くと、川に橋が架かっている。

このあたりが、有名なところである。それをしばらく行くとフットパスの道が出てきたので、引き返すことにする。

もう一度同じ道を引き返す。反対側から同じ景色を見ながら帰り、駐車場に着いた。カースルクームは、バイブリーより美しい気がするし、見ごたえがあった。

そこで少し休憩をして、Cirencesterへの道を引き返す。今度は大分慣れてきたので、ラウンドアバウトでも、迷うことはなかった。

途中は、一面の牧草地だ。適当なところで休憩し、写真に撮る。実に広々とした、美しい光景である。イギリス郊外をドライブすることの楽しさが実感できる。

ようやく、Cirencesterに戻る。問題は、街中の走り方だ。やはり迷ってしまって、うろうろする羽目になったが、何とかB&Bに到着した。

バスに入り、夕食を食べに町に出る。町中のホテルのレストランに入る。お勧めメニューはすべて魚ばかりだったので、他のメニューを見せてもらい、牛のリブ・ステーキを頼む。その前にギネスを注文し、ググッと飲み干す。細やかな泡と独特の苦味がいい。飲っているとステーキが出てきた。

 

これにポテトチップスが付いてているのでボリューム満点だった。これでイギリスのドライブが病みつきになりそうだ。