今日は特に予定がなかったので、朝からのんびりする。このあたりの住宅街は、高齢化が進んできたのか、子どもたちの声も聞こえない。昼の間は、実に静かなものだ。
こういう穏やかな秋の一日はフルートを吹くのに最適だ。先ずは、ロングトーンをゆっくりやる。強弱をつけて、自分の音で最も美しく響くように心がける。最低音のドから最高音のドまで3オクターブを半音ずつゆっくり上向する。最高音のドよりさらに、半音を上げてド♯を鳴らすが、あまりいい音ではなく、音量も小さい。更に上のレを試みたが、全く鳴らなかった。
その後、「毎日の練習」NO7。毎日パターンを変えてはいるものの、これだけ毎日やっていてもつかえてしまのが情けないところだ。指、腕、肩の力を限りなく抜いて、ただバランスだけでフルートを支える。運指はパタパタと音をさせない、濁ったりざらついたりした音は避けて、透明感を増す、テンポは守る、などを意識する。
次は各調のスケールとアルペジオ。今日は偶数日なので、NO2のパターンだ。テンポを守り、スムーズに吹くよう心がける。高音部で音を出そうとして指や唇に無理な力を入ってしまうのを注意する。続いてトリル、やみくもに指を動かさず、テンポを守る。左手小指が動かないのが課題か。
アルテ21課NO1は、トリルの終結部がぎこちない。スムーズに拍の頭に入るよう練習した。NO2は、八分の六拍子にシンコペーションがかかっていてリズムに乗るのが難しい。やはり高音のド~ファ♯がスムーズさに欠ける。ここでもトリルの終結部が課題で何度も練習する。
続いて曲の練習に移る。「シリアーノ」は高音のフレーズの音が濁る。原因は唇の形ができていないので、唇に変な力が入るからか。その後、曲集「フルートベスト100」(DOREMI)から、アトランダムに曲を選んで吹く。「ある愛の歌」「グリーンスリーブス」「コンドルは飛んでいく」「フランスの古い歌」「星に願いを」「見上げてごらん夜の星を」「魅惑のワルツ」など。
11月26日に予定されている演奏会、持ち時間は30分も与えられている。これをどうまとめるか。演奏だけでなく、適当におしゃべりを入れながら1曲5分として、6曲は練習しておく必要がある。残り10日になってしまった。困った困った。
※ 写真は、国華園の菊花展作品