ニット・きっと・グッド

自作のニット作品と日々のあれこれを・・

上方落語論Ⅲ

2015-09-24 | お勉強
3回シリーズの最後
テーマは「落語漫歩、大阪ぶらり」ということで
落語に出てくる場所が今のどこかなどのお話でした。
落語には民話を題材にしたものがたくさんあるが
「サギとり」もその一つで、場面は梅田にあった
円頓寺の境内の池から、サギに引かれて飛んでゆき
四天王寺の五重塔のてっぺんに着くという話。
「次の御用日」に出てくる奉行所は、西町奉行所で
これは主に民事を扱う奉行所で、今のマイドーム大阪あたりに
あったということです。
それに対し東町奉行所は、武士の刑事事件などを扱うところだったそうです。
場所は今の合同庁舎のあたりだそうです。
そのほか地名の話がたくさん出てきました。

今日は趣を変えて落語の代わりに鹿芝居というのを披露してくれました。
鹿芝居というのは噺家がする劇のことで、
はなしかに鹿を充てるのはなぜかは不明です。

鹿芝居は笑福亭智六、智之助さんを加えて「住吉駕籠」でした。

住吉駕籠はわが町が舞台で、親しみ深いです。
昔三文字屋というお茶屋さんがあって
そのお茶屋さんで飲んで酔った男と、
住吉大社の前で客引きをする駕籠屋との賭け引きのお話し。

ちなみにその三文字屋というお茶屋は
今の住吉警察のあたりにあり、
高級なお茶屋さんで坂本竜馬も訪れたということです。

今回も長い落語をきけ、大阪の歴史やしきたりについて
話を聞き、大変面白かったです。
文喬さんはなかなかの博識と思いました。

コメント
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