国立がん研究センターは11月8日、2010年に全国387施設のがん診療連携拠点病院を受診したがん患者548,979例について、がんの種類・進行度・治療法などを集計し公表した。
全国集計報告書は、全国のがん診療連携拠点病院の診療状況・特徴を分析したものである。集計対象施設は387施設(2009年より18施設増加)、登録数は548,979例(2009年より約6.1万例増加)で日本全体の概算の罹患数の66.9%(2009年より5.4%増加)である。
この報告書は、2011年10月にがん診療連携拠点病院388施設に対し、2010年1月~12月に診断された「がん」の情報を、2011年12月に手順書に従ってデータ提出していただき、そのデータを集計したものである。
この報告書からの抜粋
◆登録患者の平均年齢(2010年)
都道府県別では66.8歳、施設別では67.4歳
約半数の施設で、75歳以上の登録割合か30~40%に分布
◆登録数上位10部位(2010年)
全体 530,363 割合(%) 2009年割合(%)
1、大腸 71,662 13.5 13.6
2、胃 63,718 12.0 12.5
3、肺 61,083 11.5 11.4
4、乳房 52,846 10.0 9.8
5、前立腺 40,649 7.7 7.7
6、肝臓 23,368 4.4 4.7
7、子宮頸部 19,829 3.7 3.5
8、悪性リンパ腫 18,549 3.5 3.4
9、食道 17,434 3.3 3.2
10、膀胱 17,046 3.2 3.2
注)2009年の登録数は 471,827
◆独立行政法人国立がん研究センター(National Cancer Center)
日本におけるがん征圧の中核拠点として、がんその他の悪性新生物に対する診療・研究・技術開発・治験・調査・政策提言・人材育成・情報提供を行う日本の独立行政法人。前身は国立がんセンター(厚生労働省所管の施設等機関)。
http://www.ncc.go.jp/jp/index.html
がん情報サービス(最新のがん関連情報を提供)
http://ganjoho.jp/professional/
雨上がりの散歩道でまだ咲いているアゲラタムを見つけた。開花時期は10月頃までだから、頑張っているね、と声を掛けたくなる。秋も深まり冬近くなると咲いている花も少なくなる。
アゲラタム
別名:郭公薊(かっこうあざみ)
キク科カッコウアザミ属
原産地は中南米、明治はじめに渡来
本来は多年草、1年草と扱う
(日本では冬に寒さで枯れる)
開花期は7月~10月
小さなアザミのような花が咲く
花色は淡紫・青・白・ピンクなど
別名の郭公薊(かっこうあざみ)は、葉が郭公草(かっこうそう)に、花が薊(あざみ)に 似ているから。