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イグ・ノーベル賞、化学賞に渡部茂・明海大教授の「5歳児の唾液1日500ml」

2019-09-14 | 社会・経済
 「イグ・ノーベル賞」の授賞式が9月12日(日本時間13日)、米ハーバード大であった。自身の息子の協力も得て、子どもの唾液(だえき)の量を推定した明海大の渡部茂教授(68)が化学賞に選ばれた。日本の研究者の受賞は2007年から13年連続となる。
 小児歯科医の渡部氏は4年がかりで「5歳児の1日の唾液生産量の推定」という論文をまとめ、1995年に発表した。幼稚園児30人に、ご飯やリンゴ、クッキーなど6種類の食品を噛んでは紙コップにはき出す実験を繰り返してもらい、分泌される唾液量を測定した。子どもたちの1日の食事時間を調べ、食事中の量を推定したうえで、睡眠時や安静時の量を足して、1日500ミリリットルとはじき出した。その前に渡部氏たちが推定した大人の量は1日570ミリリットル。「小さな子は唾液が多いイメージが強いが、唾液腺も口の表面積も小さく、実際は大人より少ない」との結論を導き出した。
 渡部氏は、30年ほど前の業績で、知らせを聞いてびっくりしたという。研究者が5歳の子どもの唾液を真剣に集める。そういうところがおもしろかったのかな。渡部氏は受賞に「自分としては、まじめな生理学的な研究と思ってやっていたが…」と語った。
 実験には長男の潤さん(41)ら3人の息子がいて、「当時はよく息子たちに協力してもらいました」と振り返る。授賞式には3人の息子も一緒に並び、バナナを食べて紙コップに出す「寸劇」を披露。会場を沸かせた。
 賞の主催者は授賞理由について「親であれば、望むと望まないとにかかわらず、子どものよだれを大量に処理している。渡部さんは、子どもがどれだけのよだれをつくるか、正確に測ったおそらく初めての親だろう」と説明している。
 ◆イグノーベル賞 (Ig Nobel Prize)
 「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられる賞。1991年に創設。
 同賞を企画運営するのは、サイエンス・ユーモア雑誌「Annals of Improbable Research:風変わりな研究の年報」と、その編集者であるマーク・エイブラハムズ。
 受賞者らには賞金10兆ジンバブエドル(現在は殆ど無価値)と60秒間の受賞スピーチ権が与えられる。ただし、スピーチは8歳の少女に「やめてください。つまらないです」と言われたらそこで終了。
 同賞には、工学賞、物理学賞、医学賞、心理学賞、化学賞、文学賞、経済学賞、学際研究賞、平和賞、生物学賞などの部門がある。毎年、風変わりな研究をおこなったり社会的事件などを起こした10の個人やグループに対し、時には笑いと賞賛を、時には皮肉を込めて授与される。

 朝から曇り、時々晴れ。3時ごろから雲が厚く、暗くなってきた・・夕方から雨かな。
 畑の”シソ”に花が咲きだした。花後の実(シソの実)もできている。”シソ(紫蘇)”は、葉だけでなく芽・花穂・実などを料理の彩・薬味に利用できる香味野菜である。この”シソ”はどこから来たのかな、植えた記憶はない!。
 ”シソ”には葉が緑の青紫蘇(あおじそ)と葉が赤い赤紫蘇(あかじそ)があり、それぞれに葉が平らなものと縮れた(縮緬)ものがある。青紫蘇は葉・花を香味とし、赤紫蘇は梅干しなどの色付などに使う。実も風味付けに使う。
 シソ(紫蘇)
   葉色:青紫蘇(あおじそ)と赤紫蘇(あかじそ)がある
   葉縮れ:葉面は平らと縮れがある
 別名(古語):野荏(のらえ)、糠荏(ぬかえ)
 学名:Perilla frutescens
 シソ科シソ属
 一年草(春まき)
 原産地は中国
 日本への渡来は縄文時代と考えられている(自然帰化植物)
 奈良時代から薬用として栽培され、室町時代に食用として栽培される
 開花時期は9月~10月
 花は5枚の花弁が筒状になった合弁花
 実は萼ごと食用とし、茶漬けなどの風味付けに使う。プチプチした食感と独特の風味が良い