あまり個人的な政治信条などは書かないようにしているのだけど、以前から腹に据えかねていることがある。
「美しい日本の山河」
などと口にする保守系政治家が、じつは大嫌いだ。
お前らが土建業者による選挙によって当選し土建業者のための政治(単なる税金の分配だが)を続けてきた結果、日本の山河はめちゃくちゃになったじゃないか。
川は四角い護岸と砂防ダムだらけ。急斜面にはコンクリートが吹き付けられ、 . . . 本文を読む
中山岩太は、戦前から戦後にかけて活躍した日本の新興写真を代表する写真家。
ニューヨークやパリに滞在し、マン・レイとも交遊があったという説明文を読むと、なるほどと思う。複数のネガを組み合わせるなどの手法で、1920、30年代らしいモダンな写真を撮っている。
ただ、個人的には、「新人画会展」を見たばかりなので、なんだかふしぎな感覚を持った。
新人画会展は、描かれているのは妻や静物であっても、 . . . 本文を読む
(長文です)
九月の銀座の灼けつくような舗道を私は小走りに歩いていた。今日から三日間、資生堂画廊で第三回新人画会展がひらかれる。(中略)
若く突っ張っていた私は、髪も短く刈らず、ゲートルも巻かず、絵具箱を担いで少しばかり反抗的な姿で、二階にある資生堂画廊の階段を昇っていった。
初日の会場はにぎわっていて、松本さんが笑顔で迎えてくれた。
(中野淳「青い絵具の匂い 松本竣介と私」=中公 . . . 本文を読む
展覧会の紹介の前に、もう1本。
いやね、たしかにこっち(札幌)では、つゆや真夏に良い思いをしてるんだけどさ。
でも、やはりこの時季に上京すると
「おなじ日本で、このちがいは何なのさ」
と、グチのひとつも出るわけですよ。
東京都現代美術館の近くの寺に咲いていた冬桜。
港区芝浦で。
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