圧倒されました。
なにから書いていいのかわかりません。
これだけの量と質のコレクションを道内で見られる機会は、おそらく2度とないでしょう。(国内でも、またあるかどうかわからない)
絶対に見たほうがいいです。
とくにゆっくりと見たつもりもないのですが、2時間半かかりました。かなりグッタリです。
見た人の話だと、1時間半は最低かかりそうです。
時間に余裕をみて、でかけてください。
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北海道を代表する中堅作家4人による連続個展「北の創造者たち展-虚実皮膜・・その後」のしんがりは、伊藤隆介さんです。
今回は、「Realistic Viturality」シリーズのひとつと思われる「Film Studies(オデッサの階段)」を出品しています。
以下、ネタバレ注意というか、見に行く予定の人は読まないでほしいのですが、というかみなさんに見に行ってほしいので、そうするとこのエントリ . . . 本文を読む
さいきん「貸し」がつづいた「石の蔵ぎゃらりぃ はやし」で、ひさしぶりの企画展は、檜山管内厚沢部(あっさぶ)町に「清水工房」を開いている七尾夫妻の陶芸展です。
佳洋さんは1967年函館生まれ。沖縄県立芸術大を卒業し、95年に厚沢部に窯を開きました。近年は国展で入賞をかさねています。
黒釉の土瓶とか、藁白釉縞手のそばちょこ、灰釉の大きな皿など、全体にあたたかみのある色彩の皿や食器が多いですね。飴 . . . 本文を読む
まず最初におことわりしておかなくてはいけないのは、筆者は、昨年2月に道立近代美術館でひらかれた米谷さんの個展を見ていないということだ。だから、彼の歩みを踏まえた上での感想というのは書けないのだが、その上であえて印象的だったことを述べれば、にゅるにゅると画面を走るボンドの線がずいぶんと官能的というか、肉感的というか、ついさわってみたくなるほど生々しさを発散していたことだ。
官能性というのは表面だ . . . 本文を読む
大同ギャラリー(中央区北3西3、大同生命ビル3階)の、下のフロアが綿谷さん、上のフロアが原田さんの個展です。よく一緒にグループ展などをひらいている仲間であり、今回は、一昨年に綿谷さん一家と原田さんがイタリアに旅行した際に取材した作品を中心に展示しています。ふたりとも、ほとんどが油彩です。写真は、原田さんの作品。手前が「カプリ島の休日」です。
もう、なんか、こういう絵を見ていると、感想は
「あー . . . 本文を読む
筆者が札幌を離れていた2004年夏から現在までの間、札幌の街並みで変わったことを、おもいつくままに挙げてみる。
1.ピヴォの壁面にあった梁川剛一の巨大レリーフが取り外されていた。これはショック。
2.地下鉄東西線のバスセンター駅からサッポロファクトリーに行く途中、北1条通沿いにあった渋い木造の板金屋がなくなっていた。「雪印トタン」の看板が時代を感じさせたのだが。
3.北区北7西1の北 . . . 本文を読む
これまで赤と青の2色だけだった、なにわ書房とリーブルなにわの文庫本カバーに、ラベンダーと黄色の2色が新たに加わったそうです。
両書店が文庫本専用のブックカバーを用意し始めたのは、筆者の記憶では1970年代末です。それまでは、新書や一般書とおなじ、濃い緑の四角形のくみあわせによるデザインでした。スタート当時は、現在より紙質が良く、オレンジ色のみ。間もなく、現行の青よりやや濃い青が加わり、さらに . . . 本文を読む
西田四郎さんの絵をひさしぶりに見た。ことし1月の春陽会道作家展は、出品していなかったので。「旅路」と「使命を終えて」。モティーフは鮭のまま変わらないが、とくに「旅路」のほうは、遡上途中の雄と雌の鮭をわりあいやわらかみのある線で描いており、色も薄紫や黄色など、穏やかさに満ちている。これも、新たなステージというか、境地というべきだろう。
内藤広子さん「林檎の樹があった時」は、セザンヌの絵に出てきそ . . . 本文を読む
「three primary colors」という名前だけれど、出品しているのは女性4人。山田あんなさん、shiraさん、marikoさん、takekoさん。このうち、山田さんの写真がサービス判でざっと200枚はあり、大半を占めています。
山田さんの写真、最初のうちは、あー、なんか、どっかで見たタイプだなとか思ってたんですよ、正直なところ。たとえば川内倫子とか。でも、見ていくうちに、けっこう違 . . . 本文を読む
なぜか最近学生の展覧会が多いコンチネンタルギャラリーですが、今週は「札幌大谷短期大学専攻科美術1年総合造形コースグループ展」です。けっこうがんばっています。全体としては、若者らしい破綻はなく、手堅い感じですけど。
田中歩「白い街」(アクリル)
田園都市を甘美なタッチで俯瞰した、よくあるタイプの絵だなあと思って見ていると、意外と惹かれて、じーっと見てしまう。描きこんだぶん、じわっと魅力がしみ . . . 本文を読む
札幌市立高専工芸デザインコースの出身者と、指導教官の金子直人さんによるグループ展。小ぢんまりした会場ですが、その小ささに似合った、かわいらしいジュエリーや陶磁器などがならんでいます。
北山幸江さんの、ブレスレットにもなる髪留めが好評だそうです。錫(すず)製でまるく、ひとつひとつ文様が違います。600-1800円程度と、値段も安いです。
師匠の金子さんも錫が本職。シンプルなデザインのぐいのみ . . . 本文を読む
2004年4月、今井さんの死の2カ月後におなじ会場(ギャラリーたぴお)で開かれた「追悼 展覧会 今井和義の一首を描く」が、文字通り彼自身が原稿用紙に1首ずつ書きなぐった短歌や、その短歌を題材にして友人29人が制作した作品を展示していたのに対し、今回は、自由な題材の作品がほとんどで、「追悼展」という意味あいはすこし薄れているのかな、という気がしました。ただ、案内状に名前の出ていない人も出品しており . . . 本文を読む
若手(だと思う)5人による写真グループ展。それぞれ作風がまったく異なるのが、おもしろいところです。
ただ、出品者の名前がローマ字表記なのがちょっと…。まあ、ぜんぜん本質的な話じゃないんだけど。
manabu shibataさんは、18枚をすきまなくならべた「おいたち」と、モノクロームの「ブロマイド」2枚組み、おもちゃの兵士を被写体にした「RED&GREEN HOT CHILIES」2枚組み . . . 本文を読む
13日は、NHKギャラリーにしか行けなかった。
帰宅23時。
14日は、別エントリで書いた、宮田屋珈琲店に、出社前に立ち寄ったのみ。けっこう仕事があるのだ。
そのくせ、こうやって会社の窓から写真を撮ったりしている。
帰宅23時15分。 . . . 本文を読む