芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

日本民主化と敗走の報復と好悪が渾然一体

2016年04月15日 | Weblog
袖井林二郎『マッカーサーの二千日』(中公新書)では、マッカーサーの対日征服、占領政策は基本的に民主化だが、マッカーサーがフィリピンの初戦で敗北してオーストラリアに辛くも逃げた時の日本側の山下奉文大将と本間雅晴中将をそれぞれ、残虐行為とバターン死の行進の罪で死刑にしたのは、報復だと指摘している。残虐行為とバターン死の行進の犯罪性を事前に新聞で発表させて国民の洗脳をしてから、国民に死刑を納得させるという手法は、今も使われている。
また、戦争責任者の公職追放は、国内の政争に利用され、鳩山一郎は首相になる直前に追放された。これなど、つい最近の鳩山由紀夫首相の追放に通じている。鳩山一郎の孫も米軍に嫌われたのだ。

米軍支配下の政権

2016年04月14日 | Weblog
先日、高校同級の和久井氏と長谷川氏が来た時に、日本のあり方についての話になり、そのとき、彼らが読んだという袖井林二郎『マッカーサーの二千日』(中公新書)を読んでいる。日本が無条件降伏してどのように占領政策をほどこされたか、よく調べて書かれている。現在も米軍に日本は支配されていることは何度も記しているが、当初の戦争放棄も間もない再軍備も、集団的自衛権の合法化も米軍の胸先三寸で決まっているのが改めて確認できる。良き友から良い本を紹介された。

杖無しで、足のしびれは取れないままで、数メートルは歩けるようになった

2016年04月13日 | Weblog
現在、杖無しで、足のしびれは取れないままで、数メートルは歩けるようになった。ということは、しびれは、そのままでも、外も歩けるようにはなるかも知れない。今はしびれたままのギゴチない歩き方だから、しびれに関しては、治るかどうか心もとない。

介護度2と認定される

2016年04月11日 | Weblog
役所からのお知らせで、私の介護度は2であると分かった。介護度2と分かって初めて、介護保険の正式契約が出来るということらしい。介護度2で受けられる介護保険の金額は、約19万円分ということのようだ。それに応じて、ケアマネージャーなどの報酬も決まると言う。これまで、ケアマネージャーが介護について説明に来てくれたり、面倒を見てくれていたが、もし、介護度1以下の要支援2か1だった場合は、ケアマネージャーは私の仕事が出来なくなり、今までのケアが、只働きで無駄になるところであった。そういうことにならなくて良かった。要支援の場合を考慮して、要支援の係も、一度来てくれたが、その人にとっては無駄足をかけたことになる。

「世界でいちばん貧しい大統領」ホセ・ムヒカ氏の思想

2016年04月09日 | Weblog
東京外大のプロメテウス・ホールにおいて、7日(木)、「世界でいちばん貧しい大統領」として知られた前ウルグアイ大統領 ホセ・アルベルト・ムヒカ・コルダノ氏(Jose Alberto Mujica Cordano 以後ムヒカ氏)が、在学生を対象に講演を行ったことが、そのメルマガで知らされた。私自身は、数十年前、瀬戸内寂聴さんとイグアスの滝を見にパラグアイには行ったが、ウルグアイには行ったことはない。ただ、気になっている国ではあった。
6日の『東京新聞』夕刊1面に来日、記者会見の模様が大きく報道されていたので、関心があり、その講演と池上彰氏の対談が昨8日のフジテレビで、19時から20:50まで報道されたのを視聴した。フジテレビの司会の軽い質問にも、80歳とは思えない深みのある答えをしていて、インドのマハートマー・ガーンディーを想起させる、哲学を有する素晴らしい政治家が現代にもいることに感動した。You Tube にも載せられるとメルマガで予告されているから、是非視聴されることをお勧めする。

米国並に貧乏人の多い国になる

2016年04月06日 | Weblog
米支配者に差し出すため年金をつぎ込んで上げた株価を高値で売られ、その年金の損失が、将来の年金支払いを減額させるし、現に今も減額され続けている。今の若者は年金を払われなくなる。このことは何年も前に記したが、現実になった。郵貯も米支配者に差し出すために民営化したのだから、高値で売り逃げられるであろう。次に差出すものは日本の若者の命だ。米国並に貧乏人の多い国になる。