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ぽかぽか春庭「満身創痍の雑草園」  

2024-05-28 00:00:01 | エッセイ、コラム

 猫の額庭の楓青葉

20240528
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2024二十四節季日記五月(2)満身創痍の雑草園

 なんともさえないつまらない一か月。足の小指骨折により、家の前のごみ捨てと、普通なら徒歩5、6分のスーパーへ週一回の買い物。倍近くの時間をかけてゆっくり往復、のほかは、家に篭りっきり。

 19日日曜日に思い立って、雑草園になっている狭庭の草むしり。すなわちドクダミのむしり取りを実行。懸案事項を延ばしのばしにしてきたけれど、梅雨入り前には一度むしっとかないと。むしったドクダミは、はっぱだけにして、ざっと洗い、新聞紙に広げました。
 一休み、と思って着ていた一枚を脱ぐ。コロナの間、畑仕事を始めようと思った私に、娘がプレゼントしてくれた、顔まですっぽり覆う上っぱり。まだ蚊が出る時期でもないから、顔は出していたけれど、腕はすっぽり覆っていました。しかし、左手の手首内側が、赤くなっている。なにかにかぶれたようです。袖口はゴムが入っていて、軍手との隙間はなし。虫が入るはずがないのに。

 ひっこぬいた雑草のなかに、ナガミヒナゲシがあったと思い当たる。ナガミヒナゲシはオレンジ色の花がかわいいので、いつのまにかに何本か咲いていたのをそのままにしておいたのを忘れていました。ニュースを見て、外来種毒草
で、茎から毒の汁がでることを知り、庭で増えないようにしなくちゃ、と思ったまま、もう枯れているから平気だと思って、ノビルの枯れたのとかといっしょに、かき集めてしまった。
 4月、ノビルのヒョロヒョロに伸びた根っこに、バロック真珠みたいな玉がついていました。毒になるタマスダレが極似だとあるから注意と出ていたのですが、心配しながらもゆでて食べ、こちらはセーフでした。ほんとになんでも生えてくる雑草園です。枯れたナガミヒナゲシにやられてしまった。

 コロナの時期に狭庭の畑化計画をあきらめたのは、葉っぱに大嫌いなナメクジがついているのを見かけたせいでした。今回は、ナガミヒナゲシのかぶれ。私には畑は無理だと思い知る。

 5月なかばには、とつぜんの歯の痛み。気をつけて定期健診にも通っていたのに、歯をかぶせものと歯茎のあいだに雑菌が入って化膿したという診断で、処置をしてもらったのに、5日たっても痛みがとれないので、再診。レントゲンをとり、麻酔をして歯茎の中の化膿を治療してもらった。
 足小指と歯痛、これだけで、何もしたくなくなる。数日、ごろごろ寝ているだけで、やる気が起きない。と言っても、やる気が起きたところで、私ができることは何もないのですが。

 近所への買い物と、歯科治療、内科の定期健診、眼科の検診、整形外科と、満身創痍のお出かけ以外には家に篭り続けた五月でした。なんだか気分は一気に後期高齢者です。人はこういうふうに年取っていくんですね。納得。

 夫が回してきた古本「マスカレードゲーム」は寝る前読書で二晩で読み終わりました。推理小説は、結末を早く知りたいので、ほんとは寝る前読書には向きません。ときには最後まで読み、夜明けになることもある。しかし勤務を続けている間は、推理小説のたぐいは朝にさしつかえるからと表我慢してきました。今、仕事なしの境遇になったのですから、せめて推理小説を楽しみましょう。
 娘のプレゼント「原田マハとヤマザキマリの妄想美術館」は、もっとゆっくり楽しみました。どちらも頭を休めるのに都合のいい本。考えることが必要な本には目が向きません。

 29日に、足小指の骨、レントゲンで確認する予定です。治っていますように。


<つづく>
コメント (2)
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