20230328
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2023フギュアスケート三昧(2)フィギュアスケート2023世界選手権 in さいたまアリーナ
フィギュアスケートのチケット。これまで、羽生結弦が選手として出場する大会では、抽選に応募してもなかなか当選しなかったのですが、2023年たまアリ世界フィギュアは、どれか当たればいいなと、念のために2試合とエキシビション公演に応募したら、女子ショートとペア、男子フリーとアイスダンス、エキシビションメダリストオンアイス、3つ全部当選。
羽生結弦が現役引退以後、各地大会の観客数激減で、スケート連盟は頭を抱えているそうですが、浅田真央羽生結弦ほどの国民的人気を得る選手はなかなか出ないかも。
私としては、エキシビションはテレビ中継でもいいと思っていたのですが、フィギュア大好き娘は、3つ当選したら3つとも見たい。
3月22日水曜日 女子ショート、ペアショート プレミアムシート前列1列目(1列目の前に特別席があったので、2列目だけど)
3月25日土曜日 男子フリー、アイスダンスフリー 200レベルのはじっこ
3月26日日曜日 エキシビション プレミアムシート J列(前から3列目)
3月22日水曜日は、日本中が、と言って過言でないくらい、人々の目はWBCに向けられていました。でも「チーム競技より個人競技」好みの私は「WBCはあとで録画観戦」と決め、11時ペアショートプログラムスタートに合わせてさいたまスーパーアリーナに到着しました。
会場はまだ3分の1も埋まっていません。
(選手演技写真借り物。観客がうつっているものは、テレビ録画から)
ペア競技ショート。
日本のテレビ放映では、ペアは優勝チームと日本勢の放送だけ。下位のペア演技を見ることはできないので、どのペア演技も新鮮に見守りました。そして期待のりくりゅうペア。試合開始前に「りくりゅうバナータオル」を買ったので、紹介コールのときや演技開始前に娘は応援の気持ちをこめてタオルを振りました。
ショート演技は、完璧のできでした。ほんとうに見事な美しいすべりで、観客総立ちのスタンディングオベーションでした。私は膝が痛いからという言い訳で座ったままだったのだけれど、気持ちは立つ以上に飛び上がっていました。
期待通り、りくりゅうショートの演技は1位通過。フリーへの期待が高まりました。
テレビ録画から抜き出したhalが映り込んでいる画面。白い矢印のしたが私。
ペアショートと女子ショートの間に、オープニングセレモニーがありました。シンクロナイズドスケーティングの演技と、現役引退した田中刑事宮原知子と川﨑桜(乃木坂46)のトリプルスケーティングが披露されました。乃木坂46の楽曲「シンクロニシティ」で 川崎が登場すると、アイドルグループにスケートができる子がいるなんて知らなかった私はびっくり。乃木坂に加入前、10年間スケートを続けてきたそうで、なかなか見事なすべりでした。
シンクロは、いつも娘と「これが団体競技の正式種目に加われば、日本優勝確実なのに」と言っている種目。「明治神宮外苑フィギュアスケートクラブ」による見事な演技でした。
女子ショートが始まる前に、家で作ってきた稲荷ずしを大急ぎで食べる。なにせ、午前11時から午後8時半までの長丁場。外に食べに出る時間はないので、観客はそれぞれ持参のお弁当を食べる。アメリカンドッグなどの軽食は売っていますが、売り場の列に並ぶのも時間がかかるので、ほとんどの客は持ち込みです。通路にテーブル代わりになる台が置かれていますが、立って食べることになるので、休憩時間に客席で食べる客も。係員に尋ねて確認したところ、ガサガサと音が出るもの、臭いが周囲に広がるものは、不可ですが、周囲の席に不快感を与えないなら客席で飲みものなどをとることはOKとのことでした。「飲みものなど」の「など」に、観客はそれぞれ持参の食べ物をあてはめている。私も稲荷ずしならそう音もないし臭いもないので「など」に入ると判断して食べる。娘はサンドイッチ。
4階までぎっしり客が入った満員御礼のときは、トイレに並ぶ列がすごかたのですが、ペアショートが終わった段階でも、客席は半分ほどの埋まり具合なので、トイレも少し遠くても席数の多いところをめざせば、15分の整氷時間内に娘と交替ですませることが可能でした。
席は、アリーナ席向かい正面の1列目。ただし、1列目の前にアリーナD席という特別席があったので、リンクまでの近さでいうと2番目。それでもこれまで見てきたさいたまアリーナの中で一番前の席で、選手の顔もはっきり見えます。目の前をスケーターが通り過ぎるときは、そのスピード観がすごい。
女子ショート。
申し訳ないことに、第1グループと第2グループのほとんどの演技をうつらうつらと居眠りしながらの観覧になりました。たぶん、第1と第2グループの選手は、24位までに入ることができず、足切りされて次のフリー演技には進めないのだから、この1回かぎりの「世界選手権出場」を見届けてやらなくちゃと思ったのですが、第2の最後のふたりだけちゃんと見ました。娘に「どの選手もいっしょうけんめい演技しているのに、真剣に見てやらないのは失礼でしょ」と、叱られるのですが。
第3グループで観客のスタンディングオベーションを受けたのは、アメリカのブレイディ・テネル。2022年1月に足の怪我によりアメリカ五輪選考会を欠場。ケガ治療後に競技復帰しましたが、全米No.1だったころの本調子は戻っていませんでした。ようやく今回世界選手権に復活登場したことを観客は知っていますから、その復活を祝して、テネルの演技に拍手を送ったのです。テネルは、声援を受けて涙涙でキス&クライへ。点数はまだまだ元の通りの復活とはいきませんでしたが、日本の観客のあたたかい応援をえて、きっとこのあとまたがんばれると思います。
第4グループと進み、演技も迫力が加わっていきます。第5グループ期待の渡辺 倫果。娘は1番前の席だから届くだろうと、せいいっぱい「りんかちゃん、がんばって」と、応援の声をあげましたが、冒頭の3アクセルで転倒、その影響で次のジャンプもすっぽぬけてしまい、15位と出遅れました。
第6グループには、三原舞坂本花織が出場。出場順は。
30.アナスタシヤ・グバノワ(ジョージア)(20時10分)
31.三原舞依(シスメックス)(20時17分)
32.李海仁(イへイン韓国)(20時23分)
33.金芸林(キムイェリム韓国)(20時29分)
34.坂本花織(シスメックス)(20時36分)
35.ルナ・ヘンドリックス(ベルギー)(20時42分)
画面右上GPファイナ(ル)のPの字の下にいる私と、舞ちゃんのスピン
三原舞ちゃんも、つらい病気を克服しての復活劇をフィギュアファンはみな知っていますから、今にも折れそうな細い体でがんばる舞ちゃんを応援する拍手にも熱がはいります。娘も、6分間練習ですぐ目の前を滑る舞ちゃんに、「がんばれ~」と、せいいっぱいの声援を送っていました。
ディフェンディングチャンピオンの坂本花織は、みなが「強い!」と思っているのですが、舞ちゃんにはだれもが「支えてあげたい」という気持ちになるのです。舞ちゃんのすべりは、ほんとうに美しく、すばらしい出来でした。
白い矢印の上にいる私と坂本花織の演技
結果、ショート1位坂本花織、2位イへイン、3位三原舞。フリー演技が期待されます。
23日木曜日。ペアフリーで、りくりゅうは金メダル。グランプリファイナル1位四大陸1位と合わせて、グランドスラム達成。日本フィギュア界初の偉業です。
男子ショートは、ケガが報じられて心配されましたが、宇野選手は1位通過。フリーに連覇をかけます。
たまアリいりぐちの舞ちゃん写真と私
録画で見たWBC。結果を知ってから見たので興奮はしませんでしたが、優勝、ほんとうによかったです。大リーグの大谷選手ダルビッシュ選手は知っていましたが、日ごろ大リーグ試合など見ていないので、ヌートバーをWBCが始まる前のニュースではじめて知りました。
よいチームでみなで力を合わせて優勝。こういう試合なら「チーム競技」もいいなと思います。
さて、フィギュア男子フリーとアイスダンスフリーの応援、25日土曜日に生観戦です。
<つづく>