2014/05/11
ぽかぽか春庭日常茶飯辞典>十四事日記5月(6)手作り母の日
5月3日土曜日、池袋へ出かけました。
家族の誕生日とか姑の記念日とか、特別なことがないとめったに外食はしないのですが、ゴールデンウイークは、我が家にしてみれば、年に数度のランチの日。池袋に行った時は、立ち寄るのがオザミというフレンチの店です。サンシャイン60ビルの59階にあるレストランで、ながめがよく、気持ちよく食べることができます。娘がいうには、そんなに格式張っていない気楽な店だけど、ギャルソンの応対や味が値段のわりにいい、という評価。私は舌音痴なので、娘が好きだという味ならなんでもOK。
レストランでひとくちずつ分け合って食べる私と娘の「女子会」メニューシェアを、 息子はいやがりますが、ひとくちだけ味見するととても美味しく感じられるものです。で、いつも私は娘のをひとくちもらって、味見するのですが、すぐに味も名前も忘れてしまいます。それで、料理の名前が出てくるたびに、娘に「え~っと、ロッシーニってのはなんだっけ」とか聞くのです。
そのときは、次はあっちを頼もう、と思うのです。次の機会にはメニュー名を忘れているから、あまり役にはたちませんが。
私はAランチビール煮込みビーフ助合わせにポテトピューレ、息子は牛肩ロースステーキビネグレットソース(バルサミコとシェリー酢)フレンチフライ。娘はBランチで仔牛肉のクレピネット。私などメニューを見ても、クレビネットというのがどういう料理なのかもわかりません。
クレピネットというのは、網脂のことだと教わりましたが、次に食べるときはきっと忘れています。
Aランチ オードブル盛り合わせ 赤かぶのポタージュ ビーフのビール煮込み デザート
ちょびっと味見した 娘の前菜タラのフリット、スペイン産うさぎのアスピックとサラダ
ゴールデンウイークに東急ハンズが開催する手作り教室に、娘は毎年申し込みをして、「今年は作りたかったものの抽選に外れた」「今年はまあまあ作りたいものが確保できた」などと言いつつ参加しています。
娘が手作りをしている間に、私と息子は本屋と電気屋をめぐります。息子も私も、パソコン関連の品と本のほかに、ショッピングするものがないので、買い物はすぐに終わり、東急ハンズに戻りました。
娘が革細工をしているところをちらりと見に行って、あとはエレベーター前のベンチでぼけっと一休みしているうちに革のカメラケースができあがりました。娘から母の日のプレゼントです。娘は、おばあちゃんには、金箔を張った小箱を作りました。純金の金箔は10センチ四方くらいで100枚で25000円くらい。1枚だけ買うと600円だそうです。娘はひとつは自分用、ひとつはお婆ちゃん用に作りました。
「金箔を貼る作業をはじめてやってみて、破いちゃいけないから緊張するし、均等に貼りつけられなくてシワ寄っちゃうし、やっぱりこういうのを熟練の手でさっさとやっていく職人さんはすごいなあって思った」という感想。素人の作品ですからむろん本職のようにはいきませんが、じゅうぶんきれいにできたと思います。娘は9日におばあちゃんの病院付き添いに行って、プレゼントしてきました。おばあちゃんはきれいな小箱を見て、「金箔だから、お正月にでも使おう」というので、「普段遣いにして。毎日つかってもらったほうがうれしいから」と、頼んだとのことでした。
私も、カメラケース、毎日つかうつもりです。
<つづく>