20200813
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2020二十重日記夏GoTo(1)Go! go to つま恋
「おぼんの帰省も控えて」という呼びかけも行われる事態となったコロナ感染拡大。
都会の若い世代が田舎に住む高齢の両親に会いに行くのもはばかられる夏になってしまいました。自粛を守り、家にいた方も多いことでしょう。
テレビのインタビューなど見ていると、「長いこと田舎の両親に孫をだっこさせてやれないでいたので、感染防止につとめて帰省する」という一家もいたし、「旅行予定をキャンセルして自宅ですごします」という人も。都内のホテルでプール利用券つき宿泊プランも人気だとか。
お盆休みの春庭、団地2DKと今住んでいる家を往復して片づけごとに専念しました。団地の火災報知器取り替え工事のお知らせが来て、火災報知器の下に脚立を設置するスペースをつくらなければなりません。しかし我が家、部屋全体がゴミ箱状態。脚立を広げるスペース確保するためには、片づけに3日要しました。疲れた。12日水曜日に工事は10分もかからずに終了。
そんなお盆休みに甘んじたのも、7月の海の日連休中、感染予防に努めたうえでの外出をして「楽しい思いを重ねて免疫力UP!」を実行して遠出気分はすませていたから。
お盆の遠出はしないで我慢。都内の美術館など近出はしましたけど。
7月は、海の日スポーツの日土日4連休になりました。県をまたいでの移動がいったん解禁されたあと、東京都の感染者増加を理由にまたもや都への出入禁止。
感染がおさまったように見えたころには、7月22日からGoToキャンペーン実施と言われていたので、娘は旅のテーマのひとつ「日本百名城スタンプラリー」を実施しようと掛川城へ出かける旅を予約をしました。
ところが、東京都だけはGoToキャンペーン仲間外れを政府が決定しました。
埼玉県民が横浜中華街に出かけるのは半額補助、神奈川県民が千葉に出かけても半額補助。東京を通過しても、降りなければよし。ところが、江戸川区民が青梅市観光に出かけた場合、同じような距離の移動であっても、補助なし。これってどうなんでしょ。
東京は連日3桁の感染者が出たという理由でGoTo実施は見送りになりましたが、千葉埼玉神奈川3県合わせれば、東京都同様の感染者数です。感染予防というのなら、東京通勤圏いっせいにやらなければ、予防対策としてはなんの意味もない。第一、東京から出るな入るなと言っても、毎日の通勤に首都圏の勤務者は毎日出たり入ったりしています。その数を考えれば、観光・旅行だけ東京から出るな東京に入るなというのが、感染予防になるのか疑問です。
東京だけGoToキャンペーンから除外したのは、政府の言うことをきく府県は政府の覚えめでたく、なにかと逆らってきた都は仲間外れにするという、子どものけんかのような政府の措置に思われます。10万円全国民へ支給の裏に電通の「儲け取り分」があったり、マスク配布にもなにやらキナ臭い取引があったらしいのと同じように、GoToキャンペーンも感染拡大中にもかかわらず県外旅行OKとなった裏には何か取引があったのだと想像しています。
国民の不平爆発したら、旅行キャンセルには補助金を出すという、そんなあ。朝令暮改の見本のようなコロコロかわる政府の方針。ついていけません。しかも、キャンセル料補助は、7月10日から17日までに予約したケースだけ。娘は7月10日以前に予約しましたから、対象外です。
Gotoキャンぺーンもなくキャンセル料バックもなしなので、私と娘は「感染予防措置をしっかりとって旅行する」という意思を貫きました。
旅好き母子は、こんなことなるまえ、都外移動OKになった時点で「そら!都外へ行けるぞ」とばかりに旅行を予約してしまいました。キャンセル料補助は10日から17日まで1週間の間の予約に限るそうですから、それ以前に払い込んだ前払いの予約金は返金なし。
Gotoキャンペーンを打ち出し、収入減となっていたホテルやみやげ物屋を助けるようにと、お出かけをあおったのは、だれじゃいな。
私の旅のテーマは、いくつかあります。「滝・巨樹・橋めぐり」「美術館めぐり」「近代建物めぐり」「世界遺産めぐり」。
たとえば、前回の伊豆高原旅行では、私の行きたかった20世紀池田美術館へ、絵があまり好きじゃない娘も付き合ってくれました。
娘の旅テーマは「日本百名城めぐり」「リフトやエレベータで登れる山めぐり」「伝統工芸・手仕事を見る旅」「おいしいもの食べ歩き」「ゆったりルームに泊まる旅」などです。
旅好き娘は、9月の出雲旅行の相談をするため、6月の伊豆高原旅行をアレンジしてくれた旅行社に立ち寄りました。とても親切な応対で、感じのいい社員さんだったので、伊豆高原グランパル公園のイルミネーションがきれいだった、という話をしたのですって。そしたら、旅行社はさっそく「掛川にもイルミネーションがきれいなところがあるから、行ってください」と。
そりゃ、お客の減っているこの時期ですから、釣れそうな客がいれば、旅行社はあの手この手で釣り上げようとする。
はい、娘は釣られました。しかも、掛川のホテルの最高級ロイヤルスイートルームというのを予約。7月連休。海の日スポーツの日土曜日、掛川で過ごすことになりました。
今回の掛川は、「掛川城見学」と「掛川竹の丸御殿で食べる懐石料理」「つま恋イルミネーション見物」「豪華ロイヤルスイートルームに泊まる」がメインで、まったく私のテーマには合いません。そこで「娘から母へのプレゼント旅行にする」というので、娘におまかせの旅になりました。
行きは、品川から新幹線乗車。掛川に止まるこだまグリーン車です。何度も新幹線を利用している人にとっては、なんでもないことでしょうが、私も娘も、ものすごく久しぶりに新幹線を利用したのです。一昨年京都へ行ったときも、往復夜行バスだった春庭ですが、娘といっしょだとなにかとリッチ旅になります。
掛川駅に着いたこだま
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/b9/4b45c7825f6e7040d1caa198bc7e90dc.jpg)
こだま8号車前で
掛川、はじめて駅に降り立ちました。地元の人が「ピラミッド」と呼んでいるらしい掛川駅前の金色オブジェ。キッチュな感じで新興土地らしい駅前ロータリー。
掛川の発展は、新幹線の駅に選ばれて以後のことで、新幹線停車以前は、かっての宿場町が衰えて以後、な~にもない駅前だった、とタクシー運転手さんが言っていました。
掛川駅前ピラミッド
<つづく>