2012/04/29
ぽかぽか春庭十二単日記>シニアデビュー(6)ダンス・ダンス・ダンス
村上春樹の小説『ダンス・ダンス・ダンス』は、The Dellsが歌った「Dance Dance Dance」に由来しているそうです。
http://www.youtube.com/watch?v=B2ese-NYID0
ユーチューブでこの曲を聴きながら以下、ご笑読ください。
4月28日、地元商店街の祭りへ行ってきました。「ばかまつり」って言うネーミングが東京とは思えないダサさで、好きです。
この祭りのメインイベントは、駅前ステージでの演奏やパレード。
駅前会館のホールでは、ジャズダンス仲間が出演するダンス発表がありました。
地元の会館ホール。この日の発表プログラム、おばあちゃんおばちゃんたちのフラダンスやこどもたちのバトントワリング。午後はカラオケ大会、というラインナップで、いかにも「地元のだしもの」という感じです。
このジャズダンスサークル、水曜午前中の練習なので、私は春休み夏休み冬休みの授業がないときだけ、ゲスト参加しています。ミサイルママは、午前中のサークルと金曜夜のサークルふたつに参加しています。
去年のばかまつりで、私はミサイルママとペアで「インザムード」を踊り、出演する予定でした。しかし、去年は震災後の自粛ムードでばかまつりは中止。今年、私は出演せず、応援係です。
このサークル、1982年に結成以来、30年。サークル結成当時30代だった人たちが、練習と練習後の持ち寄りランチ会でのおしゃべりを通じて友情を結び、メンバーほとんどが60代になった今も、元気なダンス姿を見せています。素人のジャズダンスサークルが30年も続いているっていう例は、ほかにはあまりないと思います。
28日の発表曲は、ホテル・カリフォルニア、セビジャーナスなど。
メンバーみな、生き生きはつらつと踊り、舞台姿は30代のときのまま。
♪ドックオブザベイを踊るサークルメンバー
さて、様々な方面に関心・好奇心を持つものの、何かひとつ、「人様に自慢できるくらい極める」ところまではいかないのが春庭流。
飽きっぽくて長続きはしない私の「いろんなことにチャレンジ」ですが、ダンスの練習は飽きずに30年を超えています。と、いっても、モダンバレエ、クラシックバレエ、ジャズダンス、ベリーダンス、いろいろやったがどれも中途半端。
踊ってカロリー消費した分以上に食べるので、ダイエットには結びつきませんけれど、心身の健康維持には役立っている(と、信じて踊っている)
1年1度の発表会でビヤ樽のごとき姿を一目にさらすのだって、発表会のある9月に向けて、ちょっとはビールを控えようか、という気持ちにはなるので、少なくともこれ以上どんどん横幅が広がるのは阻止しているのではないかしら。
毎週金曜日夜のジャズダンス練習のほか、春休み夏休み冬休みには、それぞれ1度か2度ですが、「イサドラダンカン・ヘリテッジ・ソサエティ」でメアリー佐野先生のレッスンを受けています。
4月21日土曜日夜、四谷区民ホールでメアリー先生のソロダンスコンサートが開催されました。メアリー佐野は、アメリカ・サンフランシスコを拠点に活動しています。日本でソロダンスコンサートを行うのは、7年ぶりのことだそうです。
私は、7年前にはイサドラの振り付けを継承しているダンサーがいることすら知らず、イサドラの踊りは、イサドラの養女たちが振り付けを学んだものの、途絶えてしまったと思っていたのです。
イサドラはきちんとした舞踊振り付け譜(コレオグラフィ)こそ書き残しませんでしたが、口伝の形で養女にした弟子たちに振り付けを伝えていました。養女のひとりイルマ・ダンカンの舞踊学校でイサドラダンスを習ったのが、ミニヨン・ガーランド。メアリー佐野はガーランドの弟子。
(イサドラ・ダンカンがどんな人だったか知りたい人は、バネッサ・レッドグローブ主演の映画『裸足のイサドラ』をごらんください)
イサドラ・ダンスメソッドは、それを習ったある人がブログのなかで書いていたのですが「一見すると幼稚園のお遊戯会でもこの程度のダンスはできる、と見える」ような、シンプルな動き、わかりやすいステップで、複雑な振り付けではありません。しかし、イサドラが理想としたギリシャの彫像のような美しさ、また、重力などこの世にないかの如く空気の精が踊るように跳躍するふうわりとしたやさしい動き、これらを正確に再現しようとすると、とても難しくて、クラシックメソッドやモダンメソッドが身についてしまったあとの身体だと、ぎこちなく固い動きにしか見えないのです。
私はもともとモダンバレエのメソッドだってちゃんとは身についていない。30年以上、やっていても、、、、。スタートはマーサグラハム、アキコカンダ系統のモダンメソッドで練習してきたのですが、いまだにターンもジャンプも中途半端。
でもね、70歳デビューをめざすなら、まだ練習時間はたっぷりあるわ。ピーナ・バウシュ(Pina Bausch1940 - 2009)のコンテンポラリーとも、日本のブトーとも異なる春庭ダンスメソッドの家元になっちゃえばいいんです。私が家元なんだから、私が踊りたいように踊ればよし。そうそう、大豚チャールストンやらビヤ樽ポルカやらドラムカンベリーダンスです。あ~、見たくもないって、そりゃそうですね。
今年、9月の発表会に向けて、振り付け練習が始まりました。ジャズダンス指導のミワ先生が四月下旬からゴールデンウイークすぎまでバリに行っている間に、アデルの曲の振り付け覚えないと。、、、、覚えられない、、、。いいよいいよ、古稀デビューまで時間はたっぷり、、、でもないな。ボーとしているとあっという間に70だ。練習、がんばります。
<おわり>
ぽかぽか春庭十二単日記>シニアデビュー(6)ダンス・ダンス・ダンス
村上春樹の小説『ダンス・ダンス・ダンス』は、The Dellsが歌った「Dance Dance Dance」に由来しているそうです。
http://www.youtube.com/watch?v=B2ese-NYID0
ユーチューブでこの曲を聴きながら以下、ご笑読ください。
4月28日、地元商店街の祭りへ行ってきました。「ばかまつり」って言うネーミングが東京とは思えないダサさで、好きです。
この祭りのメインイベントは、駅前ステージでの演奏やパレード。
駅前会館のホールでは、ジャズダンス仲間が出演するダンス発表がありました。
地元の会館ホール。この日の発表プログラム、おばあちゃんおばちゃんたちのフラダンスやこどもたちのバトントワリング。午後はカラオケ大会、というラインナップで、いかにも「地元のだしもの」という感じです。
このジャズダンスサークル、水曜午前中の練習なので、私は春休み夏休み冬休みの授業がないときだけ、ゲスト参加しています。ミサイルママは、午前中のサークルと金曜夜のサークルふたつに参加しています。
去年のばかまつりで、私はミサイルママとペアで「インザムード」を踊り、出演する予定でした。しかし、去年は震災後の自粛ムードでばかまつりは中止。今年、私は出演せず、応援係です。
このサークル、1982年に結成以来、30年。サークル結成当時30代だった人たちが、練習と練習後の持ち寄りランチ会でのおしゃべりを通じて友情を結び、メンバーほとんどが60代になった今も、元気なダンス姿を見せています。素人のジャズダンスサークルが30年も続いているっていう例は、ほかにはあまりないと思います。
28日の発表曲は、ホテル・カリフォルニア、セビジャーナスなど。
メンバーみな、生き生きはつらつと踊り、舞台姿は30代のときのまま。
♪ドックオブザベイを踊るサークルメンバー
さて、様々な方面に関心・好奇心を持つものの、何かひとつ、「人様に自慢できるくらい極める」ところまではいかないのが春庭流。
飽きっぽくて長続きはしない私の「いろんなことにチャレンジ」ですが、ダンスの練習は飽きずに30年を超えています。と、いっても、モダンバレエ、クラシックバレエ、ジャズダンス、ベリーダンス、いろいろやったがどれも中途半端。
踊ってカロリー消費した分以上に食べるので、ダイエットには結びつきませんけれど、心身の健康維持には役立っている(と、信じて踊っている)
1年1度の発表会でビヤ樽のごとき姿を一目にさらすのだって、発表会のある9月に向けて、ちょっとはビールを控えようか、という気持ちにはなるので、少なくともこれ以上どんどん横幅が広がるのは阻止しているのではないかしら。
毎週金曜日夜のジャズダンス練習のほか、春休み夏休み冬休みには、それぞれ1度か2度ですが、「イサドラダンカン・ヘリテッジ・ソサエティ」でメアリー佐野先生のレッスンを受けています。
4月21日土曜日夜、四谷区民ホールでメアリー先生のソロダンスコンサートが開催されました。メアリー佐野は、アメリカ・サンフランシスコを拠点に活動しています。日本でソロダンスコンサートを行うのは、7年ぶりのことだそうです。
私は、7年前にはイサドラの振り付けを継承しているダンサーがいることすら知らず、イサドラの踊りは、イサドラの養女たちが振り付けを学んだものの、途絶えてしまったと思っていたのです。
イサドラはきちんとした舞踊振り付け譜(コレオグラフィ)こそ書き残しませんでしたが、口伝の形で養女にした弟子たちに振り付けを伝えていました。養女のひとりイルマ・ダンカンの舞踊学校でイサドラダンスを習ったのが、ミニヨン・ガーランド。メアリー佐野はガーランドの弟子。
(イサドラ・ダンカンがどんな人だったか知りたい人は、バネッサ・レッドグローブ主演の映画『裸足のイサドラ』をごらんください)
イサドラ・ダンスメソッドは、それを習ったある人がブログのなかで書いていたのですが「一見すると幼稚園のお遊戯会でもこの程度のダンスはできる、と見える」ような、シンプルな動き、わかりやすいステップで、複雑な振り付けではありません。しかし、イサドラが理想としたギリシャの彫像のような美しさ、また、重力などこの世にないかの如く空気の精が踊るように跳躍するふうわりとしたやさしい動き、これらを正確に再現しようとすると、とても難しくて、クラシックメソッドやモダンメソッドが身についてしまったあとの身体だと、ぎこちなく固い動きにしか見えないのです。
私はもともとモダンバレエのメソッドだってちゃんとは身についていない。30年以上、やっていても、、、、。スタートはマーサグラハム、アキコカンダ系統のモダンメソッドで練習してきたのですが、いまだにターンもジャンプも中途半端。
でもね、70歳デビューをめざすなら、まだ練習時間はたっぷりあるわ。ピーナ・バウシュ(Pina Bausch1940 - 2009)のコンテンポラリーとも、日本のブトーとも異なる春庭ダンスメソッドの家元になっちゃえばいいんです。私が家元なんだから、私が踊りたいように踊ればよし。そうそう、大豚チャールストンやらビヤ樽ポルカやらドラムカンベリーダンスです。あ~、見たくもないって、そりゃそうですね。
今年、9月の発表会に向けて、振り付け練習が始まりました。ジャズダンス指導のミワ先生が四月下旬からゴールデンウイークすぎまでバリに行っている間に、アデルの曲の振り付け覚えないと。、、、、覚えられない、、、。いいよいいよ、古稀デビューまで時間はたっぷり、、、でもないな。ボーとしているとあっという間に70だ。練習、がんばります。
<おわり>