20170817
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2017十七音日記(1)恐竜博2017 in 幕張メッセ
夏休み第一弾のお楽しみは。恐竜です。
娘が不登校中,日曜地学ハイキングの化石堀りに参加することで,親子して楽しんで外出できたし,小学校から化石や恐竜大好きだった娘にとって,学校で学ぶ以上の学びがあったということ,何度かお話してきました。褶曲した地層を観察するのも楽しかったし,もしかして恐竜の化石がでるかもと言いながら,結局は貝化石ばかりでしたが,山奥から貝の化石がでるというだけでも、とてもとても不思議だし,地球の驚異を感じました。
そんなわけで,我が家,毎年必ず恐竜見物に出かけます。幕張メッセで開催された今年の恐竜博は,「ギガ恐竜展2017 -地球の絶対王者のなぞ-」
我が家,メガ恐竜展てのも見ていますから,メガよりでかいギガ恐竜,どんくらいでかいのかとワクワク出かけました。親子3人の合言葉は「ちびっこたちに負けずに楽しむぞ」
だいたい夏休み中の恐竜展は,幼稚園小学生に大人気で,親子で来ているのはちびっこばかり。中には,恐竜オタクの中学生の友達同士,デート中の若い二人連れなんかもいますけれど,34歳娘と28歳息子と高齢者母という組み合わせだと浮きがちです。
入り口のポスター。恐竜博士とともに。
今回目玉の「ギガ恐竜」は,「ルヤンゴサウルス」全身復元骨格の展示。
全身骨格は全長38メートル、高さ14メートル。大きすぎて頭を写すと尻尾が入らず,尻尾を入れようとすると頭が切れて,なかなかいい角度が見つかりませんでした。ルヤンゴは、汝陽(ルーヤン)で2008年に発見され、2009年にお披露目されました。
恐竜・竜盤目・竜脚形亜目・ティタノサウルス科。白亜紀後期に生息していました。およそ1億年前です。人類が猿と共通の祖先から別れて、猿人となったのが600万年ほど前ですから、人間は生きている恐竜に出会ったことはなかったけれど、復元骨格でも大迫力で、たとえ草食恐竜といえども、目の前に現れたら怖いなあと思います。
ルヤンゴサウルス復元生体
それにしても、首が長い。長すぎる。きっと木の葉なんかを食べても、葉っぱが胃の腑に落ちる頃には、頭のほうでは食べたことを忘れているんじゃないかしら。だから、どんどん食べるつぎつぎ食べる。だから恐竜は巨大化という進化にむかった。あれ?首がそれほど長くもない私も、食べたこと忘れたがごとく、どんどん食べているのだから、恐竜の巨大化は首のせいじゃないか。
ちゃんと、恐竜進化の最新研究結果も説明が掲示されていました。
恐竜の羽毛の状態,皮膚や脳の研究もだいぶ進んできました。恐竜の卵の化石や孵化する直前の恐竜、足跡化石、ミイラ化した恐竜の化石など、最新の研究成果が展示されていました。
恐竜ロボットもなかなか真に迫る動きをするようになっています。
北アメリカのティラノサウルス類、ビスタヒエヴェルソルのロボットが会場の子供たちには大人気。そりゃ,骨の展示よりも、動くロボットの方が,ジュラシックパークに来た気分が盛り上がるでしょう。
そういえば、テレビ放映を録画しておいた「ジェラシックワールド」をもう一度見ました。ジェラシックパークよりもずっと恐竜時代の考証がなされている作りでした。
そのほか,バーチャル映像が面白かったです。液晶パッドを会場内に向けると,大きな恐竜たちがのっしのっしと動き回ったり,小型恐竜が群れになって横切っていくのが見えます。私が会場の中に立ち,娘と息子が恐竜から逃げ回る母を見たりしました。恐竜と私の写真を撮ったのですが,両方にピントを合わせることはできなかった。
息子が買った図録も見せてもらいました。私にとっては、研究成果の進展うんぬんよりも、親が高齢になっても子といっしょに楽しめるものがあってよかった、と思い、娘息子との会話についていけるよう、図録を眺めました。
ふむふむ、
<つづく>