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KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

あの日のこと・・

2011年03月25日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

寒さはまだ数日続くという。どう考えても4月になるとは思えないが、来週はもう4月だ。
今日は午前、地震の日以後行っていなかったスポーツジムへ行った。計画停電に合わせての営業でスタジオのプログラムはほとんど出来ない状態。なので太極拳はあれ以来休みだ。
今日は風呂にだけ入りに行った。会費を払って何も使わないのはもったいない。ここの風呂は広いし温泉成分を入れた露天風呂もあってなかなか良い。「お風呂会員」という入浴だけの会員もあるくらいだ。

でも、行ったらあの日の恐怖がよみがえった。
2時45分から4階のスタジオで太極拳が始まった。その準備運動をしているときにゆらゆらと揺れ始めた。だんだん強くなり、ジムのスタッフからスタジオから出るように言われ、外のマシンを使うフロアの床に全員が集められて座って揺れに身を任せていた。なかなか大きな揺れがおさまらず、どこかでガチャン、と何かが落ちる音。そばに居た男性が、フロアに敷いてあったマットにもぐったので、私もそのマットに頭を突っ込んだ。天井がはがれるかも・・と思ったのだ。長い揺れが、数分続いたような気がした。
少しゆらゆらがおさまった頃、家の中のモノが落ちたりしていないかな、と思い夫へ携帯電話をかけたが通じない。・・水とタオルとティッシュを入れた手提げに、なぜかその日は携帯も入れてスタジオに行っていた。
館内の安全を確認したスタッフが「今日は閉館させていただきますのですみやかにお帰りを」と。
マシンジムにはTVがある。それを見ていた誰かが「宮城の方で大地震だったそうだ、この辺は震度4」と言った。
実は、私はその「震度4」を信じた。地震は子供の頃から数知れず体験しているし、多分震度5くらいも小学生の頃に房総で体験している。でも、生まれて初めてこんな揺れを体験した、とおもったのに震度4かぁ、このビル、随分揺れるな・・
それが良かったのだろうか、ジムを出るまでにもゆらゆらの余震がかなり大きかったのに、恐怖はあまり感じなかった。外へ出たら、近くのデパートの店員が全員外へ出ていたのにはびっくりした。電車は不通なのでバスに乗った。そのバスが東芝の工場のそばを通ったら、そこの広場にも夥しい人が避難している。そのあたりで、これは本物の大地震だったのか、と思い始めた。
そして帰宅して・・家の中のあの惨状。
東京が震度5強、と知ったのはその日の夜になってからだった。

と、今日ジムへ行って、あの日のことをしっかりと思い出してしまった。
余震は相変わらずだ。こちらにも大きな地震が来ないとは言えない。でも、あの長い時間ゆらゆらと揺れるのはもうごめんだ。

朝日差す紅ばらの芽は紅色に KUMI
コメント (4)
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