KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

訃報と朗報

2011年10月26日 | 俳句
天気 晴

23日、向島百花園での句会、24~25日は年に一回の、友人たちとの旅行で秋田へ。(報告と写真は後日)
そして今日は勉強句会。と、何だか忙しい4日間だった。今日は午前の主宰の句集の勉強は休ませてもらって溜まった洗濯や片付けを優先した。あまり無理をする体力はもうない。
句会へ行ったら、先輩仲間の方の突然の訃報。まさか・・80歳を越えておられてもお元気で、句会にもいらしていたというのに。奥さまの先立たれても一人暮らしを楽しんでおられた。亡くなる前日まで普通に暮らし、句会に行くつもりだったという。大往生、だろう。吟行での飄々とした後姿を思い出して涙ぐむ。

飄々と翁去りゆく紅葉山 KUMI 合掌。


出かけた時は気づかなかったが、かなり疲労していたらしく、席題の句会最中も眠く、帰りの電車では眠ってしまいそうなので座らずにドアのそばにひっついて立っていた。顔を見られると親切な人が席を譲ってくれたりして困るのだ。
そして帰宅したら結社からの来月号が届いていて、とりあえず自分の句がどこにあるかを確認。
2句欄にはなかった。ホッ。3句欄にもない。お、今月は珍しく4句もとってくれたのかなあ、と思ったらない。一息ついて、もしかしたら巻頭?そんな訳ない、今年になってからはず~っと3句欄の「その他大勢」だった。何しろ、震災後の主宰の選は極めて厳しい。
もしかしたら、投句を忘れたのかなあ、と、念のために巻頭を開いたら、あった!巻頭20句の終いの方ではあるけれど。1年ぶりのことだ。少し目が覚めた。

餌を持たぬわれに雀の来て涼し 
軽鳧の子のむくろとなりて流れゆく
みんみんの鳴いて調ふ蝉時雨
暑きことのみを言ひ合ふ仲であり     KUMI

軽鳧(かる)の子・・の句は、生々しいけれども自分としてはどうしても捨て難い句だったので嬉しかった。
年に一度でも、こんなことがないと自信喪失する。主宰に感謝。
コメント (2)
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