KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

桜満開、なのに・・

2012年04月09日 | 病気のこと
天気 晴

一昨日の秩父は真冬の気候だった。桜は全く咲いていなくてがっかり。
それが、昨日の夕暮れ、我が家の方へ電車が近づくにつれて桜の咲きようが満開に近くなっていて焦った。そして今日はもう、満開。
なのに、病院へ術後6年目の検査予約をしてしまっていたので花見、とはいかず。しかも予約時間が12時という中途半端さ。仕方なく、少し遠回りをして公園の桜を眺めに行った。病院の周りにも桜の木が何本もある。同じ敷地にあるがん検診センター前の大木はみごとだ。



診察まで1時間も待たされて、午後1時を過ぎてしまった。ドクターは午後も診察予定だから、いつ食事をするのだろう?と心配になった。
今日は血液採取だけ。5月半ばにマンモグラフィとエコー検査をすることになった。5年目までのCTとか骨シンチは、その検査結果で考えるのだろう。余計な検査は受けたくない。完治と言えるのは10年過ぎてから、というから気の長い話。6年目に転移した知人のことを思うと、あまり安心もしていられなのだが・・検査までの1ヶ月を楽しく過ごさなくては。

ひとひらの落花の行方見届けて KUMI
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満行・秩父札所巡礼 

2012年04月09日 | 俳句
昨日・一昨日と、結社の秩父札所鍛錬吟行句会の最後の会だった。昨日、三十四番・水潜寺を参拝、ご朱印をいただいて、すべての寺を巡ることが出来た。

 


本当は昨年秋に終了のはずを大震災直後の3月の予定が1回中止になってしまったので、3年の予定が足かけ4年掛かってしまった。
感無量。始まったとき、ともかく全部を巡りたい、と願掛けのような気持だった。
まだ術後二度目の抗がん剤を1年予定で点滴中、その薬には副作用が殆どないとはいえ「療養中」の身だった。しかも検査の度に「要注意」の結果が出ていてはらはらした。おまけに、夫もその間2回の入院手術・・・
もろもろの思いの中、何か目標があると免疫力はアップする、という話を信じていた。その結果、術後5年の検査は無事に通過出来た。
結願のお寺では、幾つか木魚を叩けるように置いてあり、般若心経を唱えながら叩かせていただいた。実は、昨日は実家の兄の七回忌と母の三十三回忌が行われていて、それを欠席していたので、最後の心経は兄と母のために捧げた。実家も我が家も真言宗なので般若心経は馴染が深い。


私は近場の秩父三十四ヶ所を巡っただけで感動したりしているが、主宰は、西国・坂東と秩父、百ヶ所すべてを吟行句会で巡っている。それに四国八十八ヶ所も吟行句会で巡っているから、凄いことである。

一昨日の夜にはその打ち上げの懇親会がおこなわれた。秩父だけを満行したのは実に29人。主宰の色紙と記念品をいただいた。



とっても寒い日だったが、春の満月が素晴らしかった。
私にとって、句の修行にはあまりならなかった気もするが、様々な体験をさせてもらえた。色々とご苦労された世話人の方々と、わがままを聞いてくれた夫に感謝感謝である。

生きてこの満行の日を花の寺 KUMI
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