天気 薄曇
毎朝、NHKの連続ドラマを見る。食事を終わったあと、新聞を読みながらなので詳細には見ていないこともあるが。
今回は東京が舞台なので東京言葉だ。前回は、大阪の河内弁とでもいうのか聞いていてちょっと疲れるコトバだったので、今回はほっとする。
戦後の焼け跡からドラマが始まった。東京生まれなのに、物心つく前に疎開してそこで育ったので、私はその焼け跡の瓦礫の町の風景は知らない。夫は新宿に近い町の生まれなので疎開先から帰京したら家のあたりはあんな風景だったのだそうだ。
戦後、という言葉も、もう死語に近いだろう。66年も経っているのだから。でも、その間を生きてきた自分に驚く。ドラマに出てくる暮らしの背景が良く理解できる、というのは我々世代が最後かもしれない。
たとえば、一升瓶に玄米を入れて棒でつつく作業のシーンがあった。あれを見て、精米している、とは若い人には想像もつかないだろう。懐かしいけれど悲しい思い出。玄米は不味い。健康に良い、と言われても私は一生玄米麦飯は食べたくない。
さて、明日の朝はどんな「戦後」の暮らしが見られるのだろう。
戦なき国に桜の咲きて散る KUMI
毎朝、NHKの連続ドラマを見る。食事を終わったあと、新聞を読みながらなので詳細には見ていないこともあるが。
今回は東京が舞台なので東京言葉だ。前回は、大阪の河内弁とでもいうのか聞いていてちょっと疲れるコトバだったので、今回はほっとする。
戦後の焼け跡からドラマが始まった。東京生まれなのに、物心つく前に疎開してそこで育ったので、私はその焼け跡の瓦礫の町の風景は知らない。夫は新宿に近い町の生まれなので疎開先から帰京したら家のあたりはあんな風景だったのだそうだ。
戦後、という言葉も、もう死語に近いだろう。66年も経っているのだから。でも、その間を生きてきた自分に驚く。ドラマに出てくる暮らしの背景が良く理解できる、というのは我々世代が最後かもしれない。
たとえば、一升瓶に玄米を入れて棒でつつく作業のシーンがあった。あれを見て、精米している、とは若い人には想像もつかないだろう。懐かしいけれど悲しい思い出。玄米は不味い。健康に良い、と言われても私は一生玄米麦飯は食べたくない。
さて、明日の朝はどんな「戦後」の暮らしが見られるのだろう。
戦なき国に桜の咲きて散る KUMI