KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

吟行句会・生田緑地

2015年10月28日 | 俳句
天気 晴

久しぶりに参加した今日の句会、いつも行き慣れた生田緑地にある薔薇園へ秋の薔薇を見に行った。5月の薔薇は何度か行っているけれど、秋の薔薇は初めてのこと。

何しろ、まだ左腕は無理を出来ないままなので、吟行の荷物を右腕だけで持って長距離を歩くのはきつい。今日は、駅から薔薇園までかなりの距離がある。なので、無理そうなら途中で引き返そうかと思っていた。
でも、ひとつ手前の駅から、山の中腹にある薔薇園の下までバスがある。それに乗ってともかくも坂を登ってみた。そして難所の急階段。途中、休んでいたら仲間が来て荷物を持ってくれた。ありがとうございます。
ということで着いた薔薇園、雲ひとつない汗ばむような初夏の陽気で、秋の薔薇を見に行った気分にはなれず。ともかく、と思いつつもスマホで少しだけ写真を撮って。








病気のせいにしてはいけないけれど、俳句に集中出来ない日々が長かったので、今日はリハビリのつもりだった。
薔薇、は初夏の季語。秋ならば「秋の薔薇」である。他の秋の季語を合わせて使うとなると、季重なりになって、難しい。気にする人は季重なりの句は絶対に作らない。私「絶対」まではいかないけれど、「秋の薔薇」としなければ使えない、という拘束が自分の中にあって・・
元々、薔薇は苦手な季語。結局2句しか出来ずに薔薇園を撤退して、帰路は一人でゆっくりと休みながら昼食をとるカフェに寄り、四苦八苦して8句しか作れなかった。
出す句の数は自由、という句会で、1参加者12人でいつものように一人平均12句くらい。

句会では、自由に「薔薇」を操り、季重なりながらもすばらしい句がたくさんあって。
吟行は勉強の場でもあるのだから、もっと自由に作ればいいのだと気づかされた。秋の季語が立ち上がるような句なら、良い訳で。でも私には難しいこと。
結果は惨敗。ま、体力と句作のリハビリ、と思えば楽しい一日だった。
それよりも、カメラ持って俳句を忘れて写真を撮りたい天気だった。

秋うららカメラレンズの銃に似て  KUMI
コメント (2)
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