KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

哀しき秋刀魚

2016年09月11日 | 暮らしのつぶやき
天気 薄曇

昨日の写真です。

ずっと秋刀魚が食べたくて、でもスーパーへ行った日は台風のあとだったりで売っていなかった。
昨日は、どうしても食べたくて、まだ疲れの残る体を引きずってスーパーへ。秋刀魚を食べたら元気になれるかも、と思って(というよりも食いしん坊なのです)。といってもスーパーまでは徒歩5分の距離だ。
この店の魚売り場、半分は対面になっていて結構良いものが売っている。でも対面の売り場には秋刀魚がない。いつもならバラ売りしているのに。今日も売っていないのかな?と思ったら、上の写真のごとく頭と内臓を取り除いた状態の秋刀魚がずら~り並んでいた。
あれ?頭のある普通の秋刀魚は? 去年までは、頭なしも売ってはいたけれど・・
ちょうど通りかかった魚売り場の若い店員に
「頭のある秋刀魚は売らないの?」
「何匹ですか、持ってきます」
というので二匹を注文したら、奥へ引っ込んで、待つこと数分。頭のある秋刀魚をパックにして持ってきた。
「このカタチではどうして売らないの?」と聞いたら・・
「頭をとって、というお客が多いものですから。ゴミが増えるから、って」
絶句。秋刀魚は、「はらわた」がいちばん美味しいのですよ~~~

そりゃ、生ごみは有料だし、そう言うお客も居るかもしれない。
でも、です。頭も内臓もない塩焼きなんて、それこそ私の頭の中には存在しない。

秋刀魚を提げての帰路、何だか哀しくなった。
頭なしで売られている秋刀魚が、気の毒になった。
でもきっと、世間の殆どの家庭では頭のない秋刀魚の塩焼きが当たり前で、頭のついた秋刀魚に拘り「注文」してまで買う自分が余程の時代遅れなのか・・・・

値段は、頭なしと同じた。今度買うときは「頭をとる加工料の分、10円くらい安くしなさいよ」と言わなくちゃ。

沖縄の塩たつぷりと青秋刀魚   KUMI


コメント (6)
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