天気 晴32℃
暑さが戻ったものの、寒暖差でアレルギー症状が出ていて(クシャミ連発)おまけに頭痛がして・・ちょっと熱っぽい。となれば、コロナ感染か、と心配になるのだが、幸いな?ことに先日コロナ患者を卒業したばかり、直後に感染はあり得ない。手許にあるカロナールを飲んで今日も静かに部屋籠り。明後日はやっと、延期ばかりしていた心臓の検査の日なので、今度は無事に受けたい。
こういう施設で入所者が亡くなるのは珍しいことではないが、自室で大往生する人は、よほど元気に過ごし老衰していく人に限っている。「施設での看取りもします」とはいえ、大抵は病気持ちなので入院して帰らない・・というのが普通だ。でも、同じ階の100歳のTさん、最近は部屋で寝ていることが多くなった・・と思ったら昨夜、亡くなったのだという。私の部屋からは離れているので気づかなかった。人生全う、の老衰だと思う。
合掌。
何しろ、一ヶ月くらい前には、まだ歩行器に掴って歩いていた。コロナの隔離が始まる頃から食堂に来なくなり、クラスター明けには部屋で寝たきりになっていたようだ。耳が異常に遠い人で、1年くらい前から「私、解らなくなってきたのよ、ご飯食べたかどうか」と大声で廊下で介護士さんと話していて、いよいよ認知症になったのか、と思った。でも、介護士の困るほどの認知症ではなかったようだ。
「息子が勝手にこんな所へ押し込めて、家へ帰ろうにもここが何処だか解らない」などと愚痴を大声で話す。私は大声を出すと心臓に負担がかかるので、彼女に事情を話して、殆ど会話はしなかった。それでも彼女の事情や生い立ちなど、そこら中に聞こえていた。
ともかく、耳の遠いこと以外、1年前までは元気で認知症もなくて、100歳人生も悪くない、と思わせる人だった。耳が遠いと周囲に迷惑はかけても、施設内でなら本人はさして困らない。2年前、一緒に入居した5歳下のご主人は入居直後のコロナ・クラスターで、入院はしたもののあっけなく亡くなってしまった。接種方法がよく解らないままで居て、ワクチンを全く打っていなかったという。元気なご主人で耳の遠いTさんの耳になっていたのに。
さて、認知症もなくて病気も殆どなく、稀有な100歳人生を全うした彼女、なぜ長寿を保てたのかというと・・私の推測では、本が好きでよく文庫本を開いていた。70代まで夫婦で縫製の仕事をしいていて、紳士服も作っていたとか。着ているものも自作のスカートやジャケットなど、とてもお洒落だった。時々、ラウンジで布を広げ何やら縫っていたり。話しかけたかったが、とにかく凄まじく大声でなくては通じない。話すには、彼女の耳元へ口を付けて会話せねば、というちょっと私にはする気になれない方法・・介護士さんは仕方なくやっていたけれど。筆談するほど仲良くなりたい方でもなかったし。
ということで、90歳過ぎても認知症にならないためには、やはり手先を動かし、頭を使わねば・・彼女からは、そんなことを学べた。でも、私は病気だらけで90歳まで生きる自信はない。他の90歳後半の人たちは・・殆どがそれなりに車椅子、それなりに認知症。
虫の声かもしれぬ耳鳴りの耳の底 KUMI
へへへ、そのような利点もあるわけですね。
>延期ばかりしていた心臓の検査の日なので、今度は無事に受けたい。
・・・私も月末に白内障の手術をすることにしました。
たぶん、早すぎるのでしょうが、いづれもっと不便になりそうなので。
>・・・大抵は病気持ちなので入院して帰らない・・というのが普通だ。
想像つきます!
>同じ階の100歳のTさん、最近は部屋で寝ていることが多くなった・・と思ったら昨夜、亡くなったのだという。
そうでしたか。
>でも、介護士の困るほどの認知症ではなかったようだ。
なるほどですね。
>1年前までは元気で認知症もなくて、100歳人生も悪くない、と思わせる人だった。
そうでしたか!
>元気なご主人で耳の遠いTさんの耳になっていたのに。
さぞ、寂しかったでしょうね。
>なぜ長寿を保てたのかというと・・私の推測では、本が好きでよく文庫本を開いていた。・・・
なるほどですね。
東京の伯父貴は93歳でしたが、本も沢山だして、勉強家でしたね。
「学問をやるのには体力がいる」と私に言ってましたけど、自宅で朝布団の中で亡くなっていました。
>ということで、90歳過ぎても認知症にならないためには、やはり手先を動かし、頭を使わねば・・
肝に銘じておきます!
>他の90歳後半の人たちは・・殆どがそれなりに車椅子、それなりに認知症。
そういうことなんですね。
Tさんのご冥福を心からお祈りします。
有難うございました。
暫くは抗体の効き目があるそうです。
ただ、多くの高齢者は抗体もすぐ消えるそうで(泣)
100歳近くまで元気で居られる、って本当に珍しいことです。
伯父さんも素敵な方だったのですね。
ただ、補聴器を使わないのはちょっと・・でした。
昔の補聴器に懲りたのか、絶対に使わない、と宣言していました。
今の補聴器は、かなり高品質になっているらしいのですが。
声の大きい人は、やはり元気です。
耳が遠くても声の小さい人は、車椅子になっている人が多いですね。
血管障害で動けなくなったのでしょう。
何しろ、100歳まで健康、というのは本当に稀有です。
コロナにかかってしまわれたのですね。
それでも酷くならなくてすぐに回復されて本当に良かったです!
私の次男一家もロスへの帰国の飛行機の中でうつったらしく、軽症でしたが全員コロナ患者になってしまったそうです。
私が聞いただけでも、友人夫婦やその友人夫婦等々
日本中に静か~に蔓延しているみたいです。
100歳まで長寿を全うされた、同じ階のTさん。
縫製のお仕事をされていたとの事。
やはり手先を使うことはいいのでしょうね。
私もなるべく毎日ピアノを弾いて、週に一度は麻雀を楽しみたいと思っています(笑)
でも、今は案外とそんな家が多いような。よく耳にします。
ワクチンをしていれば重症にはならないのでしょう。
私でさえ、軽症で済みましたので。
実はもう一人の男性の100歳の方もコロナ感染しました。
元気になられましたけど、この方も認知症ではないのですよ。
ただ、耳はやはりとても遠くて、補聴器も効果ないのだとか。
話が出来なくて寂しい、とおっしゃっていました。
dolceさんも認知症には関係なく過ごせそうですね。
私は下を向く作業を、目眩と緑内障で出来なくなりました。
本も、書見台に立てかけないと、長時間は読めません。
パソコンがいちばん楽・・これでは、認知症になりそうです。