KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

楽しみは食事だけ・・その食事事情

2024年01月29日 | 俳句
天気 晴

陽射しはなんとなく春めいて見える・・と窓越しに見ながら、今日も引き籠り暮らし。足の親指は悪化はしていないが、無理して出かけて余計に歩けなくなっても困るのでもう、諦め気分。4年前に撮った写真にロウバイの花が。どこで撮ったのか不明。今年は見ることも香りに出逢うこともなく終わりそうだ。

昨日、「有料老人ホームの食事事情」を少し書いた。高級なホームではない、ランクからしたら普通以下の有料ホームかもしれないが、食事代(人件費は別)としてまあまあの費用を払っている。このご時世なので今年から3000円値上げされた。当然のことだし、私としてはもう5000円くらい多くして食材に良いものを・・と思うけれど、家族が負担している人も多いから、そうはいかないようだ。
内容は、三食とおやつ付。いずれも一汁三菜、朝は一汁二菜にふりかけやひきわり納豆の付くことがある。何で私の好きではないひきわり?と思ったが、納豆は入れ歯の人は噛めずに食べてしまうので誤嚥になるのだとか。私は、時々自分で買った20gのカップの納豆を持参している。

ここへ入る前の独り暮らしの時の朝食の写真があった。

一汁二菜だが(右の白いのはヨーグルト)、味噌汁はいつも豪華?な具をたくさん入れていた。写真は、冷凍してあった宍道湖のシジミをたっぷりと。必ず3種類の具入りにしていた。でもこの日は、シジミと葱だけだったような。豆腐ならば若布と葱、揚げだったら大根と小松菜、というように。なので、朝は一汁二菜で十分だった。パンは、昼食に食べることが多くて朝食は夫の生前からご飯、と決めていた。ここでは、週3回がパン食になっている。

ここでは味噌汁の味は良いけれど具が・・椀の底に沈んでいて見えないことも。
お菜の方は、たとえば和食ならメインがちくわと野菜の煮物、小鉢に白菜の朝漬け、など、まあまあかも。でも、味噌汁の具が少ないので、私はブロッコリースプラウトを持参したり。お菜不足のときもあるので、梅干しはいつも食堂へ持参している。
パンの時は不満があるけれど、それはパンの朝食の習慣がなかった私のわがままかもしれず・・食べたくないものは食べないことにしている。好みで毎朝ご飯かパンかに統一出来るけれどお菜はご飯もパンも同じなので、味噌汁でパン・・になってしまう。

昼食夕食は、文句を言えばキリがないけれど、逆に、これだけのものを作ってもらえる・・と思えば何も言えない。マズイだの味がない、だのと言うのは女性に多い。その度に思う。私と同じく自分で作れなくなったからここへ来たのでしょ、自分で作って食べられるなら出て行けば・・と。もっと高級は有料ホームにしてみても、住環境が良くなったところで、食に関してはたいして変わらないはずだ。食材が多少良くなる程度で、毎食高級な刺身や肉では、かえって体に良くないのだから。

<老人ホームの食事の良いところ>
栄養バランスを管理栄養士が考えてあるので、自分で考慮しなくて良い。
介護状態によって、刻んだりミキサーにかけたりして、食べやすくしてくれる。ご飯も、お粥から柔らかいご飯まで、量も50g単位で調整出来る。

<悪いところ>
生ものが極端に少ない。生野菜とか、お刺身とか。
食中毒回避なので仕方がない。刺身はたまに食べられるが冷凍ものを解凍しただけなので美味しくない。胡瓜の酢の物さえ、湯通ししてある。O157など集団で罹ったら大変なので、これは諦めるほかはない。
そして、夕食時間が早いこと。5時30分から夕食、というのには慣れるまで1年くらいはかかった。夕食は早くても7時、という暮らしだったので。朝は7時半、昼は12時。これは私にはちょうど良い時間だった。働く人のためには仕方ない時間なのだろう。暖かくて美味しい味噌汁を作ってもらえるだけでも有難い。

いずれは入ることになる方のため、少しずつ、そんな情報も書いてみます。
極楽ではありませんが、惨めな暮らし、ではありません。

春隣花舗の水桶増えてきて   KUMI
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2 コメント

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Unknown (小父さん)
2024-01-29 20:19:37
こちらも外は気温は下がっているのに、窓から差し込み太陽はまるで春のようでした。

今年はひとつそのロウバイを覚えようと思っています。

>このご時世なので今年から3000円値上げされた。

あらあら・・・

ひきわり納豆を検索してみました。
息子がなぜか納豆が好きでして、息子が居る時、たまに口にしていましたが、それ以来納豆を全く食べませんので、ひきわりとの違いもよく理解できません(汗)

>納豆は入れ歯の人は噛めずに食べてしまうので誤嚥になるのだとか。

これは想像つきます。

>・・・宍道湖のシジミをたっぷりと

いいですね~。
シジミっていつから食べたことないんでしょう、存在まで忘れていました(笑)

いやいや、素敵な味噌汁でしたんですね。

>具が・・椀の底に沈んでいて見えないことも。

それは寂しいです。

>私はブロッコリースプラウトを持参したり。

ほ~っ、こんなものがあるんですね。

>・・・味噌汁でパン・・になってしまう。

なるほど。

>毎食高級な刺身や肉では、かえって体に良くないのだから。

そうでしょうね。

>5時30分から夕食、というのには慣れるまで1年くらいはかかった。

私でも1時間早いです(笑)

>極楽ではありませんが、惨めな暮らし、ではありません。

とても参考になります。

有難うございました。
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小父さん、料理は奥さま任せですね (KUMI)
2024-01-30 15:23:11
全く外を歩きませんのでロウバイ今年は早いか遅いかも知りません。
香りが良いので、見れば一度で覚えます。

料理に関しては奥さま任せのようですので、殆どご存知ないようで・・
納豆も、今の60代以後の年代の関西では、食べる習慣がなかったのでしょう。
私の、高校時代(四国の)の同級生も同じでした。
東京の大学へ入って寮の納豆が食べられなくて困ったようです。

小父さんのように食べるものに執着のない男性は、施設入所しても困りませんね。
周りの男性で、料理の愚痴を聞いたことはあまりありません、
「味が薄い」という以外は。
大根と蕪の違いも分からずに食べていますし。
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