KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

ああ、昭和

2018年11月26日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴のち曇りがち

写真は、枯れ残っていたコムラサキの実。この実、なぜか鳥は食べないようだ。南天はきれいに食べてしまうのに。

午前中、洗濯していたら散歩に出そびれ、午後に、と思ったら雲が広がった。明日は出かける予定があるし明後日は吟行句会だし、ま、いいか、と、夫の見始めた映画を一緒に見てしまった。
山田洋次監督の「家族」。ちょうど大阪万博の頃の話で、その映画のことは知っていても見る機会のないままに終わっていた。他の山田作品は「寅さん」も含め、よく見ていたのに。
殆どがロケなので、懐かしいこと懐かしいこと。九州の炭鉱に住む一家が、炭鉱を閉鎖になって北海道で牧場を始めるために日本縦断の旅へ。当時の街や電車の中、洋服など、たっぷりの昭和が味わえた。
映画と同じような体験をした炭鉱夫一家は、きっと存在したことだろう。色々あった当時の我が家が、二重写しになった。みんな苦労して、でも、懸命になれば暮らしは少しづつ良くなる、と思えた時代だった。

という日、カレンダーを見ると、もう今週末は師走へ突入する。何だかあわただしいこと。

キイボード打つ指先の湯冷めして  KUMI

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4 コメント

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家族 (dolce)
2018-11-28 16:07:56
11月末とは思えない程暖かな日が続いていて
嬉しいですね~。

映画「家族」は随分以前にテレビでやっていて、長崎の
石炭の島からおじいさんと共に北海道へ移り住む
までの話でしたね。良く覚えています。
途中大阪万博にも立ち寄って・・・。
笑いの中にも悲しい出来事もあって、それでもあの頃はみんな必死で生きていたんだなぁ~!っと感じたものでした。

飛行機なんて贅沢過ぎて、庶民は使えなかったので
私も上京する時はいつもブルートレインでした。

あの頃はみんな貧しかったけれど、努力すれば
少しは夢がかなう時代だったように感じます。
今は・・・色々とむずかしいですね~。
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湯ざめ (ふきのとう)
2018-11-28 20:16:00
掲句、指先が湯冷めするという新鮮な言葉遣いに感心しました。

「家族」倍賞千恵子、井川ひさし?(字を忘れました)主演だったと記憶しています。
当時は赤ちゃんを好く負んぶしましたね。
いよいよ私達も三年号に突入です。
昭和、平成そして?平成に戸惑いましたがすっかり慣れました。
新しい年号が楽しみです。
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dolceさん、暖かな11月 (KUMI)
2018-11-28 22:00:33
ちょっと暖かくて本当に冬は来るの?と思ってしまいます。
でも、寒がりの私には助かります。

「家族」に続いて昨日は「故郷」も後半だけ見てしまいました。
こちらは瀬戸内海の話、今年行ったばかりの風景を楽しみました。
炭鉱の閉山は、九州には大変な転換期だったのでしょうね。

ブルートレイン、ありましたね。
新幹線は贅沢、と夜行列車を使っていた人は多かったようです。
私はちょっと上の年代ですから、新婚旅行に開通したばかりの新幹線。
今考えれば贅沢でした。
映画の中のあれこれが、今は懐かしく思い出されました。
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ふきのとうさん、おかしくありません? (KUMI)
2018-11-28 22:10:52
ブログなら自由、と思って指の湯冷め、などと使ってみました。
末端冷え性、なので足とか手から冷えます。

「家族」の夫役は「井川ひろし」です。
あの時代の庶民の暮らしが細かく再現されていますね。
そうですね、「おんぶ」も昭和の時代のもの。
子供の頃は、小学校の同級生が弟や妹をおんぶして登校していました。
今では考えられませんね。
平成に慣れたと思ったら、もうお終い・・
戦中生まれが珍しくなっていきます。
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