KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

どうしようもない・・

2021年01月12日 | 俳句
天気 曇一時雨

写真は、今頃の公園に咲き始める薩摩紅梅。かなり木が大きくなっているので、咲き揃ってくると遠見には梅とは思えない。少し離れたところで写真を撮っていたら「桜ですか」と訊かれたことがあった。寒中に咲く桜もないではないけれど。

朝から、降れば雪しかないだろう、と思う底冷え。都心の方では初雪、とか言っていたが、こちらは降った?じっと外ばかり見ている訳ではないので気づかなかった。山梨境いの山では雪になったらしいので、富士山がようやく雪化粧を直して真冬の姿になれるかもしれない。
午後は、整体治療に行くはずが・・少し熱っぽくなってしまった。風邪の症状はないのになぜ? 良く解らないが、平熱よりも3.4分だけ高め、というだけのこと。それでもこの時期には気になるので、頚椎の痛みをこらえながら治療に行くのは諦めた。本当にコロナめ!の毎日だ。

先日、買い物を頼んだ友人が、荷物の中にこんな新聞の切り抜きを入れてくれていた。大晦日の東京新聞。正月に帰宅したお嬢さんに読んでもらおうとしたが、無視されたという。
書いた人は、高野山で修行されたという尼さま。



若い人には無理でしょ。でも、私は「どうしようもないことは、どうしようもない」というフレーズがとても気に入った。あれこれと考えてばかりの自分に、喝を入れるには良いかもしれない。どうしようもないことは、どうしようもない・・と頭で5分間繰り返す・・そのくらいなら私にも出来る。
あれこれ私が考えたってどうなるものでもない。ひたすら、自分を守りながら暮らすほかないから、コロナめ!と叫びながら日々を重ねるしかないのだろう。

冬夕焼つくづく鴉羨んで  KUMI
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4 コメント

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Unknown (小父さん)
2021-01-12 21:24:25
梅の花を見るとほっとしますね。
昨日、いつもの公園の階段横の梅園で5つくらい咲きかけていました。

>富士山がようやく雪化粧を直して真冬の姿になれるかもしれない。

先日書かれていた冠雪は溶けたのじゃなくって、崩れ落ちたんでしたか?

>本当にコロナめ!の毎日だ。

何から何まで予定を狂わせてくれますね。

>私は「どうしようもないことは、どうしようもない」というフレーズ・・・

いいですね。

先日テレビで46億年前の地球の起源、40億年前に原始生命の誕生、そして40万から25万年前に現れたホモ・サピエンスなどを並べていましたが、我々人類はきわめて新参者なんだと解説していました。

そんな話を聞いていると地球を征服でもしたかのような錯覚に陥っている我々が滑稽にも思えてきました。

まさに「どうしようもないことは、どうしようもない」のが当たり前なんだと想像するわけです。

「冬夕焼つくづく鴉羨んで」
句は時空を超越している気もします!
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小父さん、鴉になりたいですね (KUMI)
2021-01-13 16:32:19
何だか、自由に飛べるものになれたら、と思います。人間は不自由ですね。

暫く暖かいようで、監禁状態が哀しくなります。
でも、生きている自分の時間も存在も、悩みも、考えれば小さなものなのですね。
私は、宇宙とか地球の歴史とかを考えるのがとても苦手で。
小さい人間、と思うのがイヤなのでしょう。
でも、それもどうしようもないこと。

富士山の雪、前に積もったものは融けたり吹っ飛んでしまったのです。
まさに、お化粧崩れ。寒中の富士山らしくない今年です。
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今日の朝 (ふきのとう)
2021-01-13 19:28:35
今朝近づいても逃げようとしない鴉に「あなたはお気楽ね」と思わず言ってしましましたが...鴉とて必死なんですよね、鴉よりは知力も有ると思いますから(そう思っているのは私だけ)「どうしょうもないことはどうしようもない」としょすることも大切なことだと思い知りました。よい記事をありがとうございました。生きて行くための大切な処し方のようにも思います。
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ふきのとうさん、鴉も大変、かも・・ (KUMI)
2021-01-13 20:36:05
鴉の必死までは思いやりませんでしたが、飛べることが羨ましいです。何だか、人間を見下ろしてあくせくしているのをフン、とあざけっているような。嫌いな鳥ではありません。
どうにもならない過去に捉われるのは、人間だけらしいです。もう過去になってしまったことはどうしようもありません、政府の失敗も、あれこれ言わずあとは自分の身を守ることで頑張らねば、と思っています。
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